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ペットではなく家族の一員であると考え、犬や猫などと暮らす方々が増えていますが、それと相反する形でなかなか減らないのが、ペットを捨てる人やペットを虐待する人。

そんな中、日本中のいたるところでペットレスキューや里親探しに奔走する方々がいらっしゃいます。

より多くの命を救うために頑張ってらっしゃる方々には頭の下がる思いです。

さて、今日私がご紹介するのは、「Pet Press.jp」で紹介されていた方です。
この方は、個人ボランティアで家族探しをしている方ですが、インタビュー記事を読むと、ちゃんと考えていらっしゃることが伝わります。

アンニイさんたちの里親探しはネットの里親サイトを通じて行われています。何度かのメールのやり取りの後、譲渡に際するアンケートで審査を行います。
室内飼育や終生飼育の義務、病気、怪我の予防とワクチンの接種、食べてはいけないものなどの日常飼育の留意点も表記してあるアンケートは里親になりたい人に飼育の心構えを説いているのですが、それは「どこでもいいのではありません。その子が一生そこで安心して暮らせる環境のところに渡していきたい」という想いの表れなのです。ですから、その後に生活する環境を見るために、里親の元へ届けにいきます。
里親を探しはじめてから決定するまで平均1ヶ月と手間も時間もかかりますが、里親詐欺や動物実験や虐待するために動物を得ようとする人がいるのも事実。こうした人に渡るのを未然に防ぐ方法であり、その子の最後の家庭を探すために必要な措置ともいえます。「個人でやっていますし、オーダーメードともいえるこの方法です。里親を探して引き渡す件数が爆発的に増えることはありません。はがゆいかもしれませんが、この方法でやっていきます」とアンニイさんはきっぱりといいます。


単に誰でもいいから譲渡するのではなく、しっかりとした審査を行い、最終的には自分達で手渡す。
簡単そうにみえて非常に大変なことです。しかし、とっても重要なことでもあるのです。
最終的には自分の目で見極めて譲渡することがいかに大切なことなのかを、しっかりと把握されている。

里親詐欺や虐待目当ての里親を排除するためには、どうしてもこのぐらいの手順を踏まざるを得ないのが現状なのです。もちろん、もっとも非難されるべきは元親ですが・・・。