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今日は、14日付の産経新聞の記事からです。

業務用の携帯電話充電器の連鎖販売契約で、「確実にもうかる」と利益が確実であるかのように勧誘したなどとして、経済産業省四国経済産業局は14日、特定商取引法違反で、連鎖販売業者「MMS」と「ワールドビジョン」の2社に対し15日からそれぞれ9ヶ月と3ヶ月間、新規勧誘や契約など一部業務の停止を命じた。


以前から何度もお話していますが、所謂マルチ商法において、「絶対に」とか「確実に」と言って、会員を勧誘することは禁止されています。

マルチ商法は、その販売形態が”ねずみ講”に似ていますが、商品を介在させていることがポイントとなり、特定商取引法上の規制は受けるものの、法律上は認められている商法です。

しかし、その販売形態が、将来破綻する可能性があるものであるため、会員を集める際に「絶対に儲かる」などと断定的な営業トークをしてはいけないことになっているのです。

マルチ商法において、「絶対に儲かる」というような表現の言葉が出てきたら、契約しないようにしてください。
実際、上記2社は、解約を申し込んだ会員に対して、「返金は出来ない」や「解約できない」などと嘘を言っていたそうですから、入り口に不法行為がある業者は出口にも不法行為がある可能性が高いので、絶対にそんな話には乗らないで下さい。