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今日は、産経新聞の記事からです。

~「年寄りから年金むしる」テレビ出演で舞い上がる? 市職員が妄言~
 山形県新庄市のイベントを取り上げたテレビ番組に出演した市商工観光課の男性職員(33)が「(開催日は)年金の受給日ですよ。金を下ろした年寄りから金をむしるって、いい事業でしょう」と不適切な発言をしたとして、市は30日、この職員を訓告処分にした。訓告は法に基づく懲戒処分には当たらない。


山形県新庄市では、2ヶ月に1回商店街活性化イベントとして”100円商店街”というものを行っているそうです。そして、これはこのニュースに取り上げられた33歳の男性職員が企画したイベントだそうです。

まずイベントだけを見れば、不景気にあえぐ商店街を少しでも活気あるものにしていこうというものですから、いいものにも見えますね。

でも、この企画者である男性職員の先の言葉からすると、最初からお年寄りをターゲットにしたように見えませんか?
つまり、イベントの開催日は常に年金の受給日であることからも、この企画を立ち上げた時点で、お年寄りをターゲットにしたイベントであると判断できるわけです。
もちろん、商売という観点からだけ見れば、顧客をセグメントすることは肝となるものですから、それ自体は問題はないでしょう。
でもねえ、あの「年寄りから金をむしり取る」っていう発言から想像するに、最初から「年寄りからならむしり取れる」という意図があったのではないかと疑わざるを得ないですね。
そして、むしり取るなら年金受給日が一番だと考えたのではないでしょうか?
「むしり取る」って、完全に悪質商法業者の言葉ですよ。
もちろん、このイベント自体は悪質商法ではないけど・・・。

こんな人間即刻クビにすべきと私は思うんですがねえ。
公務員としてあるまじき発言という前に、「人としてどうなの?」って感じですよ。