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今日は、朝日新聞の記事からです。
~「交番所長、替えないで」毒入りカレー被害者ら嘆願書~
カレー毒物混入事件が起きた和歌山県園部地区をずっと見守ってきた警察官(丸山勝警部補)が来春、定年退職を迎える。事件後の不安な日々を支えてもらった被害者らは厚い信頼を寄せ、「もう少しそばにいてほしい」と和歌山県警に継続勤務を求める嘆願書を出した。
皆さんも覚えていらっしゃると思います、あの忌まわしい事件「和歌山毒入りカレー事件」。
当時和歌山東署の刑事課に所属していた丸山さんは、カレー事件の捜査本部に招集され、99年から被害者支援を担当し、01年の移動希望で「被害者支援を続けたい」と提出し、02年から交番勤務に就いたそうです。
丸山さんは、交番勤務就任以来、休日でも毎日事件のあった園部地区を訪れパトロールを続けたそうです。
地区の住民の方々は丸山さんを信頼し、頼ってきていたようで、些細なことでも何か不安に感じることがあればすぐに丸山さんに相談していたようで、丸山さんと地域住民の方々の絆は強かったようです。
その丸山さんの定年退職が近くなったことで、住民の皆さんが継続勤務を求める嘆願書を提出したということのようです。
この嘆願がかなうかどうかは今のところ決まっていないようですが、丸山さんは引退したとしても園部地区には顔を出し続けるつもりだそうです。
あの「毒入りカレー事件」は決して忘れることのできない許されない事件ですが、その後の園部地区は、丸山さんのおかげできっと平穏な日々を送ることができたのではないかと想像します。
この園部地区のような警察官と住民の関係があれば、少なくともこの地域では、大きな事件は起きないのではないかと考えられ、羨ましい気持ちになります。