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そんなうまい話あるわけないって!

今日は朝日新聞の記事からです。

競馬「必勝法」はインチキ、続ければ破滅  出資法事件


また、競馬必勝法で損をした方々の話。

新聞記事によると、投資顧問会社(東山倶楽部)の出資法違反事件で、同社が出資者に説明した競馬投資の「必勝法」は、勝つまで倍がけするというギャンブルの世界では昔からよく知られた破滅的な方式だったそうです。

この「勝つまで倍がけする」というギャンブルの世界における古典的手法を、「マーチンゲール法」といいます。

ギャンブルをやる方なら大抵は知っている勝負の仕方です。
やり方は簡単で、「負けたら倍がけして、さらに負けたらその倍がけしていき、どんなに負けても一発で負け分を取り戻すことができる」方法です。

この方法を聞いて、ちょっと思慮深い方なら気付くはず。
このやり方は、「資金力が無限に続く人だけができるやり方」
であるということに。

ですから、資金力に乏しい方は簡単に破綻してしまうのです。

今回の”東山倶楽部”は、競馬のオッズ(配当率)を平均1.5倍に仮定した上で、「1レース100万円かけて、負けたら300万円かける。次に負けたら300万円の3倍(900万円)をかける。負けたらまたその3倍(2700万円)かける。いずれ必ず勝つ。勝ったらぴたっと止めて振出しに戻る」これが必勝法だと会員には説明していたそうです。

この法則に従うと、負けが続いても、何処かで当たれば必ず50万円の利益が出るのですが、仮に5連敗したら累積損失は1億2100万円になります。

これって、どう思います?

仮に5回目で的中したとしても、1億2100万円投資して50万円の利益ですよ。こんなギャンブルやるだけ馬鹿らしいと思いませんか?

競馬で50万円の利益を出すぐらい、そんなに難しいことではないし、投資もぐっと少なくて済むと思いますけど。(私個人的には、50万円の利益を出したいなら、最大で50万円も投資すれば十分だと思いますが)

しかもですよ、どの馬券に賭けるかは、当該投資会社の主宰者の勘に頼ってたんですって、本人たちは「70%以上の的中率」だと言ってたそうですが、ここで私は断言します。

馬券で的中率70%は有り得ない!

それだけの的中率があるなら、予想売ったり、出資者募る必要ありません。

仮に70%の的中率がある人がいたとしたら、その方は自分なりの馬券必勝法があり、勘なんかで馬券を購入することは絶対にありません。