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今日は朝日新聞の記事から。
小4担任、「一番嫌われてる人」募り公表。生徒が提訴。
小学校の担任教師がクラス内で、好きな人と嫌いな人の実名を生徒達に書かせた。
教師は、そのアンケートから1週間後に、その名前を公表するかどうかを生徒達に多数決で決めさせ、その結果、一番嫌われている人の名前を公表。
名前を公表された生徒は次の日からいじめを受けるようになった。
当該生徒は、約1年後別の小学校へ転校。
中学生になった今、千葉市(小学校は千葉市)を相手に約1千万円の損害賠償を請求。
これが事件の概要です。
まずは、第1の疑問。
この担任教師は何の為に「好きな人、嫌いな人」を生徒達に書かせたのでしょう?
もちろん、担任として嫌われている人の名前を知ることには、少々メリットがあるかもしれません。
嫌われている人がいじめを受けている可能性があるわけですから、実際にいじめられていいないかどうかを注意することができるかもしれませんから。
ただし、基本的には、このアンケート自体が無意味であり、生徒達の動揺を誘うことになることは間違いないと言えるでしょう。
「好きな人」のところに自分の名前を書いてもらいたいと思う前に、「嫌いな人」のところに自分の名前を書かれていたら、どうしようという心配が大半を占めるでしょうから。
そして、生徒達は後で影でこう会話するのです。
「お前、嫌いな奴の名前誰書いた?」
こんな会話を小学生にさせないで欲しいものです。
そして、第2の疑問。
これは疑問というより、信じられないことですね。
「一番嫌われている人」の名前を公表する。
こんなの常識以前の問題でしょ。
何の意味がある?こんなことして。
普通の感性の持ち主ではできないですよ、こんなこと。
不注意とかで済まされる問題ではないですよ。
こんなことをしでかしてしまう教師。
この教師は今までどんな人生を歩んできたのでしょうね。
教師である前に、一人の人間として狂っているとしか思えません。
投稿者 iwaki-gyosei
: 2008/05/10 20:47
どうも、コメントありがとうございます。
>「仲良しさん探し」「人気者は誰だ」「キーパーソンは誰だ」「一人孤立しているのはダ~レ」を図に表して、学級運営上の参考にする。
やはり、そういう意味での調査は必要なのですね。問題は、その調査結果の利用方法と生徒達の心のケアということになりそうですね。
>先生も子どもたちも、痛みを感じる心の余裕はあり、集団参加へのルールもわきまえ、節度を知っていたように思いました。
結局は、この点が肝でしょうね。
”痛みを感じる心”と”集団参加へのルールの理解”。これはもちろん、先生だけに任せておけばいいものではないのですが、今回の事件の先生は、そのどちらも欠けていたと言わざるを得ませんね。
ただ、この先生は別として、現在はやはり親が教育現場に介入しすぎな感じは否めません。
この辺と、一部の学校に見られる隠蔽体質や教師に対する教育不足による問題が一気に噴出してきたことにより、教育現場が混乱し、収拾がつかなくなっているのでは?と考えております。
>「仲良しさん探し」「人気者は誰だ」「キーパーソンは誰だ」「一人孤立しているのはダ~レ」を図に表して、学級運営上の参考にする。
やはり、そういう意味での調査は必要なのですね。問題は、その調査結果の利用方法と生徒達の心のケアということになりそうですね。
>先生も子どもたちも、痛みを感じる心の余裕はあり、集団参加へのルールもわきまえ、節度を知っていたように思いました。
結局は、この点が肝でしょうね。
”痛みを感じる心”と”集団参加へのルールの理解”。これはもちろん、先生だけに任せておけばいいものではないのですが、今回の事件の先生は、そのどちらも欠けていたと言わざるを得ませんね。
ただ、この先生は別として、現在はやはり親が教育現場に介入しすぎな感じは否めません。
この辺と、一部の学校に見られる隠蔽体質や教師に対する教育不足による問題が一気に噴出してきたことにより、教育現場が混乱し、収拾がつかなくなっているのでは?と考えております。
投稿者
岩城
: 2008/05/12 16:14:27 JST
返信
コメント追加
行為自体、野に放たれた野獣のようになると思われます。
教育の場面では、いじめ・・自殺・・おごり・・傲慢・・引きこもり・・登校拒否・・暴力的な学級運営・・親の必要以上の介入・・学級崩壊・・
学生時代、小学校の先生にお願いし、「ソシオメトリックテスト」(『テスト』とは随分傲慢な・・・)
なるものを学級で実施していただいたことがあります。
その結果は。
簡単に言うと「仲良しさん探し」「人気者は誰だ」「キーパーソンは誰だ」「一人孤立しているのはダ~レ」を図に表して、学級運営上の参考にする。
というものです。
今思うと、結構危ないことやりました。
でも、先生も子どもたちも、痛みを感じる心の余裕はあり、集団参加へのルールもわきまえ、節度を知っていたように思いました。
教育をめぐる問題が社会問題としてにぎわってきたのはいつ頃からでしょうか。