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今日もニュースから。

競馬予想ソフト販売会社の社長宅などを出資法違反容疑で捜査


福岡市のパソコンソフト販売会社が、「競馬予想ソフトを使った資金運用に出資すれば多額の配当が得られる。」とうたい、長崎市内の女性4人から計2600万円を違法に集めていた疑いが強まったとして、長崎県警が出資法違反容疑で、当該会社の社長宅などに捜索に入ったというもの。
被害金額は全国区で合計12億円に上る見込みらしいです。

当該会社の営業方法は、「当社には資産運用の専門家がいます。競馬予想ソフトを購入して出資すれば毎月高額の配当を得ることができます。」というもの。

また、出資者には元本保証で毎月5%から15%の配当を約束しただけでなく、出資者が新たな出資者を勧誘すると毎月1から2%の紹介料が配当金に上乗せされる仕組みだったようですから、出資法違反とマルチ商法の併せワザって感じですかねえ。

さて、当該会社はあくまでも出資法違反容疑ですが、最近は「馬券予想会社」ってのが増えてきているようですね。

それぞれの予想会社の馬券的中率がどれほどのものなのかが分かりませんし、予想を聞くために必要な金銭がいくらぐらいなのかが分からないので、軽はずみなことはいえませんが、正直儲かるのでしょうか?

そもそも、他人の馬券予想に乗っかるだけで楽しいのでしょうか?様々なデーターやその日の馬の状態を見て、自分なりの予想の仕方で馬券を購入するってのが、競馬の醍醐味だと思うんですけどねえ。

「儲かるほうがいいに決まってる。」
そりゃそうですよね。馬券だって外れるより当ったほうがいいに決まってる。
単に金儲けのために馬券を購入する方が、やっぱり予想会社の予想を買うのでしょうね。

しかし!あくまでも競馬は”馬”という生き物がするものです。
そんなものが投資の対象になるはずがない。

先日のフェブラリーSだって、2番人気の馬がレース中に故障したじゃないですか。つまり、生き物なんだから、怪我もすればやる気が出ない時だってある。そんなものに「確実な答え」なんてあるわけがない!

最近良く耳にするのが、馬券予想会社に多額の入会金を納めて、実際にその会社から提供される予想そのまままに馬券を購入しているのに全く儲からないって話。
もちろん、良心的に営業している予想会社もあるだろうし、的中率の高い予想会社もあるでしょう。しかし、あくまでもそれは結果論。基本的には当らないと思っておいたほうがいい。
また、もし予想会社の予想を買うならあくまでも参考程度に使うべきだと私は思うわけです。
そうしたスタンスで入れば、あまりにも高額な入会金や会費が必要な予想会社に入会しなくて済む。

私が東京に居た頃は、地方競馬(大井、船橋、浦和、川崎の南関東)場内の予想屋さんの予想代は、ひとレース100円でした。(今はいくらか分かりませんが・・・)
そのぐらいなら参考程度に購入するのも悪くないとは思います。でも、入会金数万円、年会費数万円なんてのは、いかがなものかと思わずにはいられません。

だってねえ、もっと基本的なところに立ち戻って考えると、「そんだけ的中するなら、他人に予想売る必要ないじゃん!どんどん馬券で儲ければいいじゃん。」って思っちゃうんですよねえ。

「何の為に予想を売ってるの?」って感じがしませんか?