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今日もいつもように”新sあらたにす”を中心に各新聞のウェブサイトを見て回ったのですが、そこで目にとまったのが、朝日新聞の記事。
「霊能番組ブームに懸念 悪質商法の広がり背景」
まあ、非常に朝日新聞らしい記事ではありますね。
記事ではまず、フジテレビが製作した番組に対して、BPO(放送倫理・番組向上機構)から「科学的根拠の乏しい題材の取り扱いには慎重に」という指導がなされたとしている。
BPOが「科学的根拠の乏しい題材の取り扱いには慎重に」と意見した根拠が、以下の「放送基準(放送界にとっては憲法のようなものらしい)」。
また、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、「占師や霊能者が未来やオーラを断定的に述べ、出演者がそれを頭から信じて感激する番組」を是正するように要望書を提出した。
つまり、総合的に判断すると、今回のフジテレビが製作した番組だけでなく、占師や霊能者が断定的に未来やオーラについて語ることは放送基準に反するということだ。
確かに最近のテレビ番組における占師や霊能者の言葉というのは、私から見てもやや断定的過ぎる気がする。
「あんた、このままじゃ死ぬよ!」
「あなたの亡くなったお父様は、今のあなたを非常に心配してらっしゃいます。」
もちろん、危機感の薄い方に対して、「しっかりしろ!」というような気持ちをこめて、きつい言い方をしたり、落ち込んでいる方を励ますために、語られている言葉かもしれない。(つまり、占師や霊能者の善意から出た言葉と考えることもできないわけではない)
しかし、それらの言葉が出るきっかけは、「占い」であり、「霊能者にだけ見えたり聞こえたりするもの」なのである。
したがって、そこには科学的根拠は一切無い。もちろん、科学で証明できないものを全てを否定するつもりもないけど、「曖昧なもの」「あやふやなもの」であることにかわりはない。
であるならば、やはり断定的な言い方をすべきではない。
占師や霊能者の言葉を信じることによって、いい方向に向かうことができる人だっている。
また、「占いなんて絶対信じない!」と思っていても、占いで悪い結果が出れば心の奥底では気になり、不安になったりすることもあるだろう。
その占師や霊能者の言葉が与える「負の意識」につけ込むのが、「悪質な霊感商法」だと言える。
「信じるものだけが救われる」ってやつだ。
最近の悪質霊感商法は、「スピリチュアル」「癒し」という言葉を前面に打ち出しているものが多いようだ。
彼らの手口のほとんどが、被害者となってしまう方々の「不安を煽る」ことである。
誰でも、極度の不安や恐怖にさらされれば、藁をも掴む気持ちになるものだ。そんな方々を”心の弱い者”と言う事は私にはできない。
そこにつけこむ輩が悪いに決まってる。
そして、そうした被害者が生まれてしまうことに「スピリチュアルブーム」が一役買っているのではないか?というのが、朝日新聞の記事の内容。
もちろん、占師本人や霊能者本人にそんなつもりがないことは百も承知。むしろこのような問題が起こった責任の一旦を負わされているという意味では被害者とも言える。
ただ、我々が悪質な霊感商法の被害にあわないための得策としては一つしかないような気がする。
占い、霊感、霊能などは、あくまでも「曖昧で、あやふやなもの」であることにかわりはないのだから、それを根拠に断定的に未来を語るものを疑う。
つまり、「絶対に」とか、「確実に」や、「完全に」という類の言葉を使うものに注意する。
ん?「じゃあ、”~かもしれない。”など、曖昧な表現をするものは信じても大丈夫なのか?」って?
曖昧な表現をしているのだから、全面的に信じなければいいんだと思いますよ。
そして、曖昧なことしか言わないのに、「この数珠持ってると幸せになれますよ。」な~んて言うことがおかしいでしょ。
占いや霊感の結果は曖昧なのに、数珠の効果だけは断定してますからねえ。
そして、こういう悪質なものに引っかからないための大前提は、
その場で購入を決めない!即決は避ける!
ですよ。
「霊能番組ブームに懸念 悪質商法の広がり背景」
若い女性などに人気の「スピリチュアル」への懸念が各方面で高まっている。「霊と交信できる」というタレントの出演番組が高視聴率をとり、「ヒーリング」「パワースポット」といった特集が誌面をにぎわす。陰で、悪質な霊感商法の被害が拡大。関係者からは、スピリチュアルブームを作り出しているメディアの責任論も噴出している。
まあ、非常に朝日新聞らしい記事ではありますね。
記事ではまず、フジテレビが製作した番組に対して、BPO(放送倫理・番組向上機構)から「科学的根拠の乏しい題材の取り扱いには慎重に」という指導がなされたとしている。
BPOが「科学的根拠の乏しい題材の取り扱いには慎重に」と意見した根拠が、以下の「放送基準(放送界にとっては憲法のようなものらしい)」。
放送基準第7章(宗教)
宗教と取り上げる際は、客観的事実を無視したり科学を否定する内容とならないよう留意する。
放送基準第8章(表現上の配慮)
迷信は肯定的に取り扱わない。
占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いをしない。
また、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、「占師や霊能者が未来やオーラを断定的に述べ、出演者がそれを頭から信じて感激する番組」を是正するように要望書を提出した。
つまり、総合的に判断すると、今回のフジテレビが製作した番組だけでなく、占師や霊能者が断定的に未来やオーラについて語ることは放送基準に反するということだ。
確かに最近のテレビ番組における占師や霊能者の言葉というのは、私から見てもやや断定的過ぎる気がする。
「あんた、このままじゃ死ぬよ!」
「あなたの亡くなったお父様は、今のあなたを非常に心配してらっしゃいます。」
もちろん、危機感の薄い方に対して、「しっかりしろ!」というような気持ちをこめて、きつい言い方をしたり、落ち込んでいる方を励ますために、語られている言葉かもしれない。(つまり、占師や霊能者の善意から出た言葉と考えることもできないわけではない)
しかし、それらの言葉が出るきっかけは、「占い」であり、「霊能者にだけ見えたり聞こえたりするもの」なのである。
したがって、そこには科学的根拠は一切無い。もちろん、科学で証明できないものを全てを否定するつもりもないけど、「曖昧なもの」「あやふやなもの」であることにかわりはない。
であるならば、やはり断定的な言い方をすべきではない。
占師や霊能者の言葉を信じることによって、いい方向に向かうことができる人だっている。
また、「占いなんて絶対信じない!」と思っていても、占いで悪い結果が出れば心の奥底では気になり、不安になったりすることもあるだろう。
その占師や霊能者の言葉が与える「負の意識」につけ込むのが、「悪質な霊感商法」だと言える。
「信じるものだけが救われる」ってやつだ。
最近の悪質霊感商法は、「スピリチュアル」「癒し」という言葉を前面に打ち出しているものが多いようだ。
彼らの手口のほとんどが、被害者となってしまう方々の「不安を煽る」ことである。
誰でも、極度の不安や恐怖にさらされれば、藁をも掴む気持ちになるものだ。そんな方々を”心の弱い者”と言う事は私にはできない。
そこにつけこむ輩が悪いに決まってる。
そして、そうした被害者が生まれてしまうことに「スピリチュアルブーム」が一役買っているのではないか?というのが、朝日新聞の記事の内容。
もちろん、占師本人や霊能者本人にそんなつもりがないことは百も承知。むしろこのような問題が起こった責任の一旦を負わされているという意味では被害者とも言える。
ただ、我々が悪質な霊感商法の被害にあわないための得策としては一つしかないような気がする。
占い、霊感、霊能などは、あくまでも「曖昧で、あやふやなもの」であることにかわりはないのだから、それを根拠に断定的に未来を語るものを疑う。
つまり、「絶対に」とか、「確実に」や、「完全に」という類の言葉を使うものに注意する。
ん?「じゃあ、”~かもしれない。”など、曖昧な表現をするものは信じても大丈夫なのか?」って?
曖昧な表現をしているのだから、全面的に信じなければいいんだと思いますよ。
そして、曖昧なことしか言わないのに、「この数珠持ってると幸せになれますよ。」な~んて言うことがおかしいでしょ。
占いや霊感の結果は曖昧なのに、数珠の効果だけは断定してますからねえ。
そして、こういう悪質なものに引っかからないための大前提は、
その場で購入を決めない!即決は避ける!
ですよ。
投稿者 iwaki-gyosei
: 2008/02/07 10:48