某テレビ番組で有名な弁護士の先生につきものの言葉、
”法に魂を込める男”。
確かにあの番組見てると強引な解釈をされることもあるし、
無茶苦茶な法理論を展開されることもあるけど、
条文だけを目で追うと、やはり、無機質というか魂に響き
にくい部分があるのが法律ってやつじゃないかと思うのも
事実なわけで。
そういう意味では法律を扱う方法の一提案として
あの先生の語りを聞いてみると、”なるほど”とは思わなく
ても、”そういう解釈も無いことはないなあ”ぐらいの
思いは湧いてくることがある。
我々の仕事の大部分は基本的には、官公署へ提出する書類の
作成だが、この手の仕事はどちらかというと、提出すべき
書類と記載すべきことが記載されていれば、ほぼ望み通りの
結果となる。
そのため、法律を”血の通った生き物”として使う機会が少ない。
ただ、依頼人の方を目の前にした時は、できるだけ法律に血を通わせるべきではないかと思う。
”血が通う”とは、要するに依頼人にとって使えるものにするということ。
気を抜くと非常に無機質になりがちな法律を生き物として扱う
これは、法律ソムリエを目指す私にとっては非常に大切なこと
ではないだろうか?
数日前に、私がこのブログを立ち上げたことによって、私が事務所を開設したことをお知りになった方から、お祝いとして花が届いた。
もともと、どちらかというと殺風景な私の仕事場に色鮮やかな
花が飾られたことで、気分がいい。
春らしい感じがして、事務所の中がとても明るくなったような気がするのです。
”花は生きている!生命感がある。”
この華やいだ事務所の中で、法律に血を通わせることこそが我々に求められているものだろう。
私の体温が伝わるようなブログにしていきたいと新たに誓いました。