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先日、午後からの雪降りで、スクーターでアルバイトに行った息子から帰宅途中で動けなくなってしまったと連絡がありました。アルバイト先から途中までスクーターに乗ってきたけれど、道路に雪が積もり乗れなくなったのでスクーターを押しながら歩いてきたそうです。一時間位歩いたけど手足が冷たくて動けないということでした。

慌てて夫の会社から軽トラを借りて迎えに行こうとしましたが、軽トラにはその日に限って鉄材やら木材やら重たい荷物がたくさん積まれていてそれをおろさないと迎えに行くことができません。荷物の量を見て涙が出そうになりましたが、寒く暗い雪の中で待っている息子の事を考えると、一秒でも早く行ってあげねば・・と無我夢中で荷物をおろし、雪道を息子の待つ場所へと軽トラを走らせました。暗く寒い所で待っていた息子の姿を見つけるとほっとしました。ほんとに迎えに行けてよかった。大袈裟ですが、健康に生んでくれた親に感謝しました。


その時、お店にある『受け止める』という本の内容を思い出しました。「冬山での遭難」・・・冬山で小学生が迷子になるという事故が2件続けてありました。一人は翌日、雪の中に穴を掘ってじっとうずくまっているところを助けられた。もう一人は凍死していた。当時の新聞に掲載された記事によると、助かった子は「お父さんがいつも『何かあれば必ず助けに行くからじっとしてるんだぞ』と言っていたから、雪の中でじっとしていた。怖かった。さみしかった。でも、怖くなったら歌を歌った。」とのことでした。そして実際にお父さんは捜索隊に加わり、その子を助けに行ったのだそうです。一方、亡くなってしまった子は、「パニックを起こして歩き回って体力を消耗して凍死した模様」とのことでした。「この二人の運命を分けたものは何だろう、この子の死を無駄にしたくない」と考え続けた作者は、この二つの出来事から大切なことに気づいたそうです。

事実は事実として、余分な解釈、余分な色を付けずにあるがままに「受け止める」ことがいかに大切なことか。

「受け止めるか」「受け止めないか」このことですべてが大きく変わることに気づいたそうです。

事実を受け止めれば腹は立たない!
事実を受け止めればパニックを起こさない!


どんなことがあっても、事実を受け止めどうすればいいのかを考えられる子どもになるよう育てよう、これが私たちの子育ての基本になりました。という内容です。


私も今の事実をあるがままに受け止め、前に進んでいこうと思いました。そしたらきっと・・

そしてそのために、母はどんな時でも強くたくましくありたいと思うのです。

強くたくましく元気でいるのには、バイオリンクは必須です。



                   本店 登録販売者 村山昇子

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