内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ
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インフル感染後 北信の児童死亡 子どもや高齢者 重症化も 県、予防策徹底呼び掛け
2019/01/22 信濃毎日新聞
インフルエンザに感染した北信地方の小学生1人が今冬、死亡していたことが21日、県教委や地元自治体教委の関係者への取材で分かった。県内では1月に入ってインフルエンザの流行が本格化し、冬休みが明けた小中学校、高校の学級閉鎖も拡大している。県などは、子どもや高齢者、呼吸器などに持病がある人は重症化しやすいとし、手洗いやうがいなど予防策を徹底するよう呼び掛けを強めている。
県教委や地元自治体教委は、児童の死亡と感染との因果関係などを今のところ明らかにしていない。
県立こども病院(安曇野市)の南希成(きせい)医師(48)によると、重症化の例には肺炎や脳症といった合併症がある。高熱などの症状が4、5日たっても治まらない場合は肺炎に、ひきつけやけいれんがある場合は脳症に注意が必要。脳症はかかること自体はまれだが、急激に悪化することもあり、けいれんが続く場合などは救急搬送が必要になることもあるという。
南医師は「インフルエンザは大半の患者が自然に治る病気」とし、過度に恐れる必要はない―とする。その上で肺炎なら症状の長期化、脳症なら意識の低下や異常な言動といった兆候に注意することが重要と強調。「まずは症状を注意して見守ることが大切」としている。
県内では、13日までの1週間(今年第2週)に、定点観測する87医療機関が届け出た1医療機関当たりの患者数が、前週(第1週)の2・4倍に当たる43・87人に上った。これを受け、県は16日、全県に警戒を促す「警報」を昨冬より1週間早く発令した。
学校でも流行は本格化し、今冬は13日までに延べ63の小中学校と高校で学年閉鎖や学級閉鎖を実施。長野市教委や松本市教委は「年明けから流行が継続しており、今後ピークを迎えるだろう」と警戒を強めている。
(1月22日)
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