定点当たり報告数が0.93人に、15道府県が全域で流行
インフルエンザ、今週中にも全国的に流行入り
2018/12/7
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201812/558939.html?n_cid=nbpnmo_fbed&fbclid=IwAR1A7laFHtZkNuRrD8tYqpQNLx6JS791uBWRQIyt0F2yINGhnt46IseatDM
各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報値)によると、12月2日までの1週間(第48週)に全国の定点医療機関を受診した患者数は4599人となり、定点当たりで0.93人と流行の目安となる1人に迫った。薬局サーベイランスなどの先行指標は12月3日以降も患者数が増えてることから、今週中にも全国的に流行期入りとなりそうだ。
今シーズンの患者数は、同時期で比較すると、A/H1N1pdm2009が季節化した2011年以降の8年間で4番目の多さとなっている(図1)。
速報値によると、都道府県別では和歌山県が2.57人で最も多く、香川県が2.06人、三重県が1.82人、奈良県が1.78人、青森県が1.71人で続く。愛知県が1.40人、大阪府も1.25人、北海道も1.21人で、既に15道府県が流行の目安を超えた。東京都も0.94人と流行の目安に迫っている。