内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ
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麻しん(はしか)患者の発生について
長野県(健康福祉部)プレスリリース )プレスリリース )プレスリリース 平成 30 年(2018 年)7月 20 日
https://www.pref.nagano.lg.jp/…/d…/20180720measles_press.pdf
7月 17 日、佐久市内の医療機関から佐久保健福祉事務所(保健所)に麻しんを疑う患者の届出があり、環境保全研究所で遺伝子検査を実施したところ、陽性であることが判明しました。
この届出に基づき、佐久保健所で患者の行動や接触者等について調査したところ、佐久市内の接触者が特定できない施設を訪れていたことが判明しましたので、お知らせします。
1 患者の概要等
(1)患者の概要 (1)患者の概要 40 歳代 男性 佐久市在住
(2)患者確定 (2)患者確定までの経過等
6月 27 日~29 日 タイ(バンコク)へ渡航
7月 7日 佐久市内の飲食店Aを利用 ……①
7月 8日 発症(37.5℃以上の発熱)
7月 10 日、12 日、13 日 佐久市内の医療機関Bを受診 ……②
7月 13 日 発疹等の症状が出現
同日 佐久市内の医療機関Cを受診 ……③
7月 17 日 医療機関Cから麻しん患者(臨床診断例)として届出
7月 19 日 環境保全研究所による遺伝子検査の結果、麻しんと確定
2 保健所の対応等 保健所の対応等 保健所の対応等
保健所では、上記①、②、③をはじめその他の接触者について健康観察を実施し、感染防止に努めています。
なお、①の施設については、不特定多数の方と接触した可能性があります。
3 不特定多数の方と接触した可能性がある の方と接触した可能性がある の方と接触した可能性がある施設
(1)当該患者が利用した施設と時間帯 (1)当該患者が利用した施設と時間帯
施設名:飲食店A(飲食店からの申し出により店名は伏せています。)
所在地:長野県佐久市内
感染の可能性がある時間帯:7月7日 18 時~21 時頃
※この時間帯以外に利用された方は、感染の心配はありません。 ※この時間帯以外に利用された方は、感染の心配はありません。 ※この時間帯以外に利用された方は、感染の心配はありません。
(2)この時間 (2)この時間帯に施設を利用された皆様へ
症状から「麻しん(はしか)」が疑われる場合、必ず事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。心配なこと等ありましたら、最寄りの保健所にご連絡ください。
◆ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナ(Herpangina)は、発熱、口腔粘膜に現れる水疱性の発疹を特徴とした急性ウイルス性感染症であり、幼児を中心に夏季に流行する疾患である(図1、図2)。病原ウイルスは主にA群コクサッキーウイルス(CA2、CA4、CA5、CA6、CA8、CA10など)であるが、まれにB群コクサッキーウイルス、エコーウイルスもみられる。過去5年間のヘルパンギーナ症例におけるウイルスの分離状況をみると、CA4、CA10、CA2、CA6が比較的多いが、CA4以外は年によって分離数が大きく異なっている(図3)。
図1. ヘルパンギーナの年別・週別発生状況(1995-2005年) 図2. ヘルパンギーナ報告症例の年別・年齢別割合(2000~2004年) 図3. ヘルパンギーナ症例からの年別ウイルス分離状況
感染から2~4日の潜伏期間の後に、突然の発熱に続いて咽頭痛が出現し、咽頭発赤とともに、主として軟口蓋から口蓋弓にかけて直径1~2mm、大きいものでは5mmほどの紅暈で囲まれた小水疱が出現する。やがて小水疱は破れて浅い潰瘍となる。発熱は2~4日間程度で解熱し、やや遅れて粘膜疹も消失する。殆どは予後良好の疾患であるが、エンテロウイルス感染症の特徴として、まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎を合併することがある。したがって、発熱以外に頭痛、嘔吐などの症状や、心不全徴候の出現には十分に注意すべきである。
感染経路は咳、くしゃみなどによる飛沫感染、糞口感染、さらには、ウイルスの付着した患者や物品に接触することによる接触感染である。患者からのウイルスの排泄は急性期に最も多いが、エンテロウイルス感染の特徴として、回復後にも2~4週間の長期にわたって便からウイルスが検出されるので、急性期のみの登園、登校停止によっては、厳密な意味での流行阻止効果は期待できない。しかしながら、本症の大部分は予後良好な軽症疾患であり、登園・登校については手足口病と同様、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断を行う方が現実的である。保育施設や幼稚園などの乳幼児の集団生活施設における感染予防としては、児やスタッフの手洗いの励行、排泄物の適正な処理が基本となる。
https://idsc.niid.go.jp/idwr/douko/2005d/23douko.html…
長野県感染症情報 (2018年(平成30年)第28週)
(2018年7月9日 ~ 2018年7月15日)
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/2018-28w.pdf
●全数把握感染症
腸管出血性大腸菌感染症は、5月以降届出数が増加しており、昨年同時期と比較して多い状況で推移しています。トイレの後、調理前などはよく手を洗うとともに、野菜等を生で食べるときはよく洗い、加熱をする食品は中心部まで加熱して出来るだけ早く食べきりましょう。
●定点把握感染症
ヘルパンギーナは前週比約3倍と急激に増加し、例年同時期と比較して非常に多い状況で推移しています。松本、北信地域では国立感染症研究所の定める警報レベル(定点当たり6人)を上回っています。
定点把握感染症届出状況
1 感染性胃腸炎
2 ヘルパンギーナ
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
4 突発性発しん
5 手足口病
長野県感染症情報 (2018年(平成30年)第27週)
(2018年7月2日 ~ 2018年7月8日)
https://www.pref.nagano.lg.jp/…/kansensho/joho/documents/20…
●全数把握感染症
腸管出血性大腸菌感染症は、5月以降届出数が増加しており、昨年同時期と比較して多い状況で推移しています。トイレの後、調理前などはよく手を洗うとともに、野菜等を生で食べるときはよく洗い、加熱をする食品は中心部まで加熱して出来るだけ早く食べきりましょう。
梅毒の今年の県内届出数は17例となり、1999年以降で最も多かった昨年(30例)とほぼ同じペースで増加しています。疑われる症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
●定点把握感染症
ヘルパンギーナは徐々に増加傾向を示しており、例年同時期と比較して多い状況で推移しています。
定点把握感染症届出状況
1 感染性胃腸炎
2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
3 ヘルパンギーナ
4 流行性角結膜炎
5 咽頭結膜熱
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診察内容:
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