内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ

HHCブログ

2017/07/21 14:21

日本脳炎ワクチン供給不足が見込まれる現状での医療施設における対応
-日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会からのお願い-
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=242


 日本脳炎ワクチンについては、供給量が十分でない状況が今後しばらく続くことが予想され、2017年5月8日には、厚生労働省健康局健康課から事務連絡として「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの安定供給に係る対応について」1)が発出されております。

 このような状況に鑑み、医療施設におかれましては地域の患者発生状況およびブタの感染状況2)などを考慮しつつ、ワクチンが安定的に供給されるようになるまで以下の対応をとって頂きたくお願いいたします。
 なお、医師が緊急に接種が必要と認めた場合には、この限りではありません。

1.日本脳炎ワクチンを未接種または1回接種者は、合計2回の接種を行います。

 2.日本脳炎ワクチンを2回あるいは3回接種している場合は、ワクチンが安定供給されるまで、接種を見送ります。安定供給された場合、規定の間隔があいてしまった場合でも、残りの回数を確実に接種することが重要です。

 3.定期接種で受けられる年齢の上限(1期:生後90か月未満、2期:13歳未満、平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの者で4回の接種が終わっていない者:20歳未満)が近づいている場合は、この限りではありません。定期接種で受けられる年齢を過ぎないように接種計画を立ててください。



 1)厚生労働省の事務連絡
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/20170508_5.pdf

 2)日本脳炎Q&A第5版:国立感染症研究所 感染症疫学センター、同ウイルス第一部
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/jeqa.html

2017/07/21 9:26

長野県感染症情報 (2017年(平成29年)第28週)
(2017年7月10日 ~ 2017年7月16日)
●全数把握感染症
デング熱症例は、マレーシア及びインドネシアへの渡航歴がありました。デング熱はウイルスを保有する蚊に刺されることによって感染します。海外の流行地へ渡航する際は、肌の露出を少なくしたり、虫除け剤を使用するなど、蚊に刺されないような対策を取りましょう。
●定点把握感染症
手足口病の届出数は前週と比較して約3倍増加しました。これから本格的な流行期を迎えることが予想されます。手洗いの励行、タオルの共有を避けるなど、感染予防を心がけてください。
夏休みを利用して、海外に出かける方が多いことと思います。海外滞在中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し帰国することができるよう、あらかじめ渡航先の最新情報や注意事項を確認しましょう。

夏休みにおける海外での感染症予防について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html


松本保健福祉事務所管内
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ0名(長野県内3例)。

小児科10定点
RSウイルス感染症 0
咽頭結膜熱 4
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 21
感染性胃腸炎 123
水痘 3
手足口病 23
伝染性紅斑 2
突発性発疹症 5
百日咳 0
ヘルパンギーナ 29
流行性耳下腺炎 10

基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 2
感染性胃腸炎 0例

長野県感染症情報 (2017年(平成29年)第28週)
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/29-28w.pdf

2017/07/21 9:12

手足口病が大流行のおそれ 対策は?
7月19日 20時56分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170719/k10011065451000.html


 「子どもの手や足にぶつぶつが…」「ごはんを食べる時に痛がる!」こんな症状が出る「手足口病」。ことしの5月、6月ごろから患者が増え、この夏、大流行のおそれがあるといわれています。高熱やおう吐、頭痛などの症状が出た場合は要注意。すぐにお医者さんに診てもらう必要があります。子どもを守るため、どうすればいいのでしょうか。

 国立感染症研究所によりますと、今月9日までの1週間に、全国およそ3000の小児科の医療機関から報告された患者の数は1万8151人。前の週からおよそ7000人増えました。
1医療機関当たりの患者数は5.74人で、この10年の同じ時期と比べると患者数が最も多かった6年前、平成23年に次ぐ流行になっています。

 手足口病は、主にウイルスの付着した手を口元にもっていったり、感染した人のせきやくしゃみを吸い込んだりして感染します。主に5歳以下の子どもが夏場に感染して発症することが多く、特に、免疫を持っていない2歳以下の小さな子どもの間で流行する傾向があります。

 感染を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
専門家によりますと、まずは、ほかの感染症と同じように、トイレの後や食事の前などに、せっけんと流水でしっかりと手を洗うことが重要です。
 感染した人の便からもウイルスが排出されるので、おむつを処理する際は使い捨ての手袋を使うなどして、ウイルスを周りに広げないよう適切に処理することが必要です。
さらに、小さな子どもが集まる場所では、おもちゃやタオルなどを消毒することが有効だということです。

 予防策をとったにもかかわらず、かかってしまったらどうすればいいのでしょうか。手足口病には、ウイルスに効果のある治療法やワクチンはなく、症状に応じた対症療法が中心となります。
夏場のこの時期、注意が必要なのは水分補給です。口の中に痛みがあっても、きちんと水分をとることが大切だということです。

 さらに、注意が必要な症状があります。
高熱が出る、おう吐や頭痛などを訴える、視線が合わない、呼びかけにこたえない。こんな症状が出た場合は、髄膜炎や脳炎の疑いがあるそうです。専門家は、こうした症状が出たら、すぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。

プロフィール
医療法人泉会
穂高ハートクリニック
診療科目:内科、外科、小児科
診察内容:
心臓血管病、ワーファリンケア、
生活習慣病、メタボリックシンドローム
(高血圧,高脂血症,糖尿病,高尿酸血症)
特定検診
予防接種

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