内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ
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長野県感染症情報 (2017年(平成29年)第22週)
(2017年5月29日 ~ 2017年6月4日)
●全数把握感染症
腸管出血性大腸菌感染症の発生は例年夏期に増加します。ヒトからの2次感染、あるいは食品からの経路で感染が拡大しやすい傾向があります。食品の取扱いに十分注意するとともに、手洗いの励行に努めましょう。 つつが虫病の患者届出が相次いでいます。草むら等に立ち入る際はダニに咬まれないように長袖・長ズボンや足を覆う靴を着用するなど肌の露出を少なくしましょう。
●定点把握感染症
流行性耳下腺炎は、昨年以降、過去5年で最も多い状況で推移しています。長野県の届出数は全国と比較して多い状況です。
長野県感染症情報-トピックス-
腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう/ 野山に生息するダニの感染症に注意しましょう
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/topics.html
松本保健福祉事務所管内
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ7名(長野県内37例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 0
咽頭結膜熱 5
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 13
感染性胃腸炎 113
水痘 8
手足口病 4
伝染性紅斑 2
突発性発疹症 12
百日咳 0
ヘルパンギーナ 5
流行性耳下腺炎 9
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 0例
感染性胃腸炎 6例
長野県感染症情報 (2017年(平成29年)第22週)
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/29-22w.pdf
抗微生物薬適正使用の手引き 第一版(2017年6月1日)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000166612.pdf
急性気管支炎の原因微生物は、ウイルスが 90%以上を占め、残りの 5%~10%は百日咳菌、マイコプラズマ、クラミドフィラ等であると指摘されているが、膿性喀痰や喀痰の色の変化では、細菌性であるかの判断はできないと指摘されている
感冒
・感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
急性鼻副鼻腔炎
・成人では、軽症(※1)の急性鼻副鼻腔炎に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
・成人では、中等症又は重症(※1)の急性鼻副鼻腔炎に対してのみ、以下の抗菌薬投与を検討することを推奨する。
(成人における基本)
アモキシシリン水和物内服 5~7 日間
・学童期以降の小児では、急性鼻副鼻腔炎に対しては、遷延性又は重症の場合(※2)を除き、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
・学童期以降の小児の急性鼻副鼻腔炎に対して、遷延性又は重症の場合(※2)には、抗菌薬投与を検討することを推奨する。
(小児における基本)
アモキシシリン水和物内服 7~10 日間
急性咽頭炎
・迅速抗原検査又は培養検査で A 群β溶血性連鎖球菌(GAS)が検出されていない急性咽頭炎に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
・迅速抗原検査又は培養検査で GAS が検出された急性咽頭炎に対して抗菌薬を投与する場合には、以下の抗菌薬投与を検討することを推奨する。
(成人・小児における基本)
アモキシシリン水和物内服 10 日間
急性気管支炎(百日咳を除く)
・慢性呼吸器疾患等の基礎疾患や合併症のない成人の急性気管支炎(百日咳を除く)に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
急性下痢症
・急性下痢症に対しては、まずは水分摂取を励行した上で、基本的には対症療法のみ行うことを推奨する。
穂高ハートクリニック
診療科目:内科、外科、小児科
診察内容:
心臓血管病、ワーファリンケア、
生活習慣病、メタボリックシンドローム
(高血圧,高脂血症,糖尿病,高尿酸血症)
特定検診
予防接種
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