日本脳炎ワクチン、化血研が出荷停止
厚労省、自治体に供給調整を要請
2017/05/09
化学及血清療法研究所(化血研)は9日までに、日本脳炎ワクチン「エンセバック皮下注用」の在庫がなくなり、出荷できなくなったことを明らかにした。熊本地震で生産設備が被害を受けて減産を強いられたことや想定を上回る需要があったことが原因だという。他社製品への切り替えに伴い、一部の地域や医療機関でワクチンが不足する恐れがあるため、厚生労働省は都道府県に対し、地域間の偏在を確認した場合、供給の調整を行うよう求めている。