麻しん(はしか)患者の発生について
長野県(健康福祉部保健・疾病対策課)プレスリリース平成29年(2017年)3月23日
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/happyou/290323_measles.html
3月20日、伊那市内の医療機関から伊那保健福祉事務所(保健所)に、発熱、咳、発疹等を訴えて受診した患者について麻しんと臨床診断したとの届出があり、環境保全研究所で遺伝子検査を実施したところ、本日、陽性であることが判明しました。
この届出に基づき、現在伊那保健所では患者の行動や接触者等について調査中ですが、接触者が特定できない施設について公表し、当該施設を利用された方に対し、注意喚起をするものです。当該施設を利用された方で、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。
なお、以下に示した時間帯以外に利用された場合は、感染の心配はありません。今後も安心してご利用ください。
麻しん患者が利用し、接触者を特定できない施設
感染の可能性のある時間帯※
施 設 名
所 在 地
3月18日(土曜日)午前
イオン箕輪店
上伊那郡箕輪町大字中箕輪9025
3月18日(土曜日)午前
セブンイレブン塩尻北店
塩尻市大字広丘吉田字道東1008-5
3月18日(土曜日)正午~午後
上信越自動車道小布施ハイウウェイオアシス内お食事処
上高井郡小布施町大島601
3月18日(土曜日)夕方~3月19日(日曜日)午前
小布施温泉 あけびの湯
上高井郡小布施町雁田1311
※この時間帯以外に利用された場合は、感染の心配はありません。今後も安心してご利用ください。
この時間帯に施設を利用された皆様へ
症状から「麻しん(はしか)」が疑われる場合、必ず事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。
また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。
心配なこと等ありましたら、最寄りの保健所にご連絡ください。
※麻しんの症状等
ウイルスに感染すると無症状の時期(約10日~12日)を経た後、発熱、せき、鼻水、結膜充血等で始まり、頬の内側の粘膜に灰白色の小斑点(コプリック斑)が現れます。その後、赤い小さな斑状発疹が、耳の後ろ、顔面から出始め次第に下方へと広がります。
患者の概要、患者確定までの経過等
20歳代 女性 上伊那郡在住
3月4日 インドネシア(バリ島)から帰国
3月18日 発熱(37.5℃以上)、咳、鼻水等の症状が出現
3月20日 伊那市内の医療機関を受診、医療機関から麻しん患者(臨床診断例)として届出
3月23日 環境保全研究所による遺伝子検査の結果、麻しんと確定