内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ
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感染症発生動向調査情報 松本保健福祉事務所
平成28年6月20日-6月26日 第25週
●定点把握感染症
流行性耳下腺炎はおよそ4~5年周期で流行が見られていますが、今年は2005年~2006年及び2010~2011年の流行に類似した傾向を示しています。今後も患者数が多い状態で推移することが懸念されます。
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ0名(長野県内0例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 0
咽頭結膜熱 3
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 47
感染性胃腸炎 126
水痘 3
手足口病 2
伝染性紅斑 12
突発性発疹症 4
百日咳 0
ヘルパンギーナ 5
流行性耳下腺炎 31
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 1例
感染性胃腸炎 1例
長野県感染症情報 (2016年(平成28年)第25週)
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/28-25w.pdf
典型的な手足口病の患者が来院されました。
手足口病、ヘルパンギーナ、アデノウイルス(プール熱)などの夏風邪にも注意しましょう。
=====
日本医師会 手足口病
http://www.med.or.jp/kansen/teashi_qa.html
手足口病について 国立感染症研究所 感染症情報センター
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/441-hfmd.html
手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、その名が示すとおり、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、幼児を中心に夏季に流行が見られる。
コクサッキーA16(CA16)、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスによりおこり、基本的に予後は良好な疾患である。
4歳位までの幼児を中心とした疾患であり、2歳以下が半数を占めるが、学童でも流行的発生がみられることがある。また、学童以上の年齢層の大半は既にこれらのウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いので、成人での発症はあまり多くない。
感染症発生動向調査によると、国内における手足口病流行のピークは夏季であるが、秋から冬にかけても多少の発生が見られる。
病原体
CA16、CA10、EV71などのエンテロウイルスが病因となる。ヒト-ヒト伝播は主として咽頭から排泄されるウイルスによる飛沫感染でおこるが、便中に排泄されたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの感染などがありうる。便中へのウイルスの排泄は長期間にわたり、症状が消失した患者も2~4週間にわたり感染源になりうる。腸管で増殖したウイルスが血行性に中枢神経系(特にEV71)、心臓(特にCA16)などに到達すると、それらの臓器の症状を起こしうる。いちどHFMDを発病すると、その病因ウイルスに対しての免疫は成立するが、他のウイルスによるHFMDを起こすことは免れない。
臨床症状
3~5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2~3mmの水疱性発疹が出現する。時に肘、膝、臀部などにも出現することもある。
口腔粘膜では小潰瘍を形成することもある。発熱は約1/3に見られるが軽度であり、38℃以下のことがほとんどである。通常は3~7日の経過で消退し、水疱が痂皮を形成することはない。
稀には髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系合併症の他、心筋炎、AFPなどを生ずることもある。特に、EV71による場合には、中枢神経系合併症に注意する必要がある。
治療・予防
特別な治療を要しないことがほとんどである。発疹にかゆみなどを伴うことは稀であり、抗ヒスタミン剤の塗布を行うことはあるが、副腎皮質ステロイド剤などの必要はない。口腔内病変に対しては、刺激にならないよう柔かめで薄味の食べ物を勧めるが、何よりも水分不足にならないようにすることが最も重要である。薄いお茶類、スポーツ飲料などで水分を少量頻回に与えるよう努める。ときには経静脈的補液も必要となる。
発熱に対しては通常解熱剤なしで経過観察が可能である。抗生剤の投与は意味がない。しかし、元気がない、頭痛、嘔吐、高熱、2日以上続く発熱などの場合には髄膜炎、脳炎などへの進展を注意する。合併症を生じた場合の特異的な治療法は確立されていない。
予防としては患者に近づかない、手洗いの励行などである。患者あるいは回復者に対しても、特に排便後の手洗いを徹底させる。手足口病の原因ウイルスに対するワクチンは開発されていない。
学校保健法での取り扱い
手足口病は、学校で予防すべき伝染病1~3種に含まれていない。本文中に示した通り、主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、急性期のみ登校登園停止を行って、学校・幼稚園・保育園などでの流行阻止をねらっても、効果はあまり期待ができない。本症の大部分は軽症疾患であり、脱水および合併症、ことに髄膜炎・脳炎などについて注意がおよんでいれば、集団としての問題は少ないため、発疹だけの患児に長期の欠席を強いる必要はなく、また現実的ではない。
通常の流行状況での登校登園の問題については、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すればよいと考えられる。
労働安全衛生法、
定期健康診断全項目 10800円
検査対象者: 35歳および40歳以上労働検診
検査項目:
身長 体脂肪率 BMI 腹囲
体重 肥満度
視力
聴力(オージオ) 1000Hz 4000Hz
血圧
尿検査(尿糖・尿蛋白)
胸部XP
心電図(12誘導)
貧血検査(赤血球・血色素量)
肝機能検査(AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GT(γ-GTP))
脂質検査(HDL-コレステロール・TG・LDL-コレステロール)
糖検査(空腹時血糖値)又はHbA1c
内科診察
料金:
初診再診料2820円
検査料 6610円
画像診断料1250円
院内文書料3240円(院外文書料5400円)
合計 13920円のところ、セット価格でで10000円(消費税8% 800円)
3920円割引(28%off)です。
(標準以外のその他追加検査項目がある場合は、検査費用が追加加算されます。)
労働安全衛生法、
定期健康診断省略コース 7560円
検査対象者34歳以下および36歳~39歳 労働検診省略コース
検査項目
身長 体脂肪率 BMI
体重 肥満度
視力
聴力(オージオ)1000Hz 4000Hz
血圧
尿検査(尿糖・尿蛋白)
胸部XP
内科診察
初診再診料2820円
検査料 3800円
画像診断料 1250円
院内文書料 3240円(院外文書料5400円)
合計11110円のところ、セット価格で7000円(消費税8% 560円)です。
4110円割引(37%off)です。
(標準以外のその他追加検査項目がある場合は、検査費用が追加加算されます。)
乳児一般健康診査 5720円
慎重、体重、頭囲、胸囲測定
カウプ指数、発達曲線
内科診察
クリニックの業務を終らせてから、
夜間急病センターでの勤務です。
発熱、のどの痛みで夜間急病センターを受診された方で、
溶連菌迅速診断キット 陽性
マイコプラズマ抗原 陽性
同時感染の人がいました。
お大事になさってください。
感染症発生動向調査情報 松本保健福祉事務所
平成28年6月13日-6月19日 第24週
●定点把握感染症
流行性耳下腺炎は過去5年間の同時期では2011年に次いで多い状況で推移しています。感染性
胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週より減少しています。
長野県感染症情報 ~トピックス~
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/ichiran.html
野山に生息するダニの感染症に注意しましょう
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/dani.html
環境保全研究所病原体検出状況
http://www.pref.nagano.lg.jp/kanken/jigyo/gyomu/bunya/kansensho.html
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ3名(長野県内9例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 0
咽頭結膜熱 1
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 41
感染性胃腸炎 133
水痘 8手足口病 0
伝染性紅斑 16
突発性発疹症 5
百日咳 0
ヘルパンギーナ 0
流行性耳下腺炎 16
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 1例
感染性胃腸炎 2例
長野県感染症情報 (2016年(平成28年)第24週)
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/28-24w.pdf
日本脳炎 生後6か月から予防接種呼びかけ 千葉県
NHK NEWS WEB 6月19日 6時10分
日本脳炎の予防接種を受ける前とみられる幼い子どもが、日本脳炎を発症するケースがここ数年、相次いでいます。ウイルスを媒介する蚊の活動シーズンを前に、3歳からが標準とされる接種の時期を大幅に早めて、生後6か月から受けるよう、医師の団体や自治体が広く呼びかける全国でも例のない取り組みが、千葉県で始まりました。
日本脳炎は蚊がウイルスを媒介する感染症で、突然の高熱や頭痛、まひなどの症状が出て最悪の場合死亡することもあり、特に幼い子どもでは後遺症が残るおそれが大きいとされます。ワクチンの予防接種は生後6か月から受けられますが、標準的には3歳からとされています。
国立感染症研究所によりますと、3歳未満で日本脳炎と診断された子どもが過去7年間で3人いて、このうち千葉県では去年、生後11か月の赤ちゃんが発症しました。
このため、千葉県の小児科医会や医師会はウイルスを媒介する蚊の活動シーズンを前に、接種の時期を大幅に早めて生後6か月から受けるよう自治体と連携して広く呼びかける取り組みを始めました。
千葉市緑区の小児科の診療所では、ほかの予防接種で訪れた幼い子どもの保護者などに、日本脳炎のワクチン接種を希望するか尋ねています。
生後9か月の赤ちゃんなど、3歳に満たない子どもを連れた母親が、医師から説明を受けてワクチンを打ってもらっていました。母親は「少し悩みましたが、早めに打って防げるならと、接種を決めました」と話していました。
厚生労働省によりますと、こうした取り組みは全国でも例がないということです。
千葉県小児科医会の佐藤好範会長は「日本脳炎には根本的な治療法がなく、ワクチンで予防するしかない。かかりつけの医師に早めに相談してほしい」と話しています。
日本脳炎 感染リスク高い地域は
国立感染症研究所は毎年夏に、豚が日本脳炎のウイルスに感染した割合を、都道府県ごとにまとめています。
去年夏のデータでは関東では千葉県と茨城県、中部・近畿の太平洋側の県、中国・四国の一部の県と、九州北部の各県で豚の感染率が8割以上に達し、人間への感染のリスクも高いとされました。
こうした感染のリスクが高い地域について、日本小児科学会は、ことし2月、生後6か月からワクチンの接種を始めるよう呼びかける提言をまとめていました。
乳幼児検診の場で説明
千葉県内では日本脳炎のワクチンの早期接種に向けて、自治体も独自の取り組みに乗り出しています。
このうち、旭市では生後6か月から日本脳炎のワクチンを接種できることを保護者に知ってもらおうと、乳幼児検診の場で保健師が説明を行っています。3歳未満の場合、ワクチンの量が通常の半分になるため、接種のミスを防ごうと、独自の問診票も作成しました。今後は、ウイルスを媒介する蚊に刺されないための対策も呼びかけることにしています。
保健師の菱木秀子さんは「医療機関の協力も得ながら、予防接種をきちんと受けるよう周知していきたい」と話しています。
感染症発生動向調査情報 松本保健福祉事務所
平成28年6月6日-6月12日 第23週
●定点把握感染症
流行性耳下腺炎は過去5年間の同時期では2011年に次いで多い状況で推移しています。感染性胃腸炎は前週より増加、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週より減少しています。
長野県感染症情報~トピックス~
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/ichiran.html
野山に生息するダニの感染症に注意しましょう
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/dani.html
環境保全研究所病原体検出状況
http://www.pref.nagano.lg.jp/kanken/jigyo/gyomu/bunya/kansensho.html
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ5名(長野県内9例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 0
咽頭結膜熱 5
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 51
感染性胃腸炎 143
水痘 2
手足口病 0
伝染性紅斑 19
突発性発疹症 9
百日咳 0
ヘルパンギーナ 6
流行性耳下腺炎 28
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 1例
感染性胃腸炎 3例
長野県感染症情報 (2016年(平成28年)第23週)
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/28-23w.pdf
平成28年度インフルエンザHAワクチン製造株の決定がされました。
10月の販売開始に向けて、生産されますが、
昨年度よりも減産されるようです。
シリンジタイプ、バイアルタイプのチメロサールフリー製品(北里、阪大微研)は、今年度(2016)は製造中止となるようです。
A型株
A/カリフォルニア/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A/香港/4801/2014(X-263)(H3N2)
B型株
B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B/テキサス/2/2013(ビクトリア系統)
の4価ワクチンです。
ボンプラセンタの問い合わせが増えてきました。
ご購入をご希望の方は、ご相談ください。
ボンプラセンタ クラシエ
http://www.kampoyubi.jp/bp/
クラシエ薬品ボンプラセンタの効果効能を徹底解説!
http://kracie.seesaa.net/article/426147268.html
感染症発生動向調査情報 松本保健福祉事務所
平成28年5月30日-6月5日 第22週
●定点把握感染症
流行性耳下腺炎は過去5年間の同時期では2011年に次いで多い状況で推移しています。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎前週より増加しています。
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ7名(長野県内17例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 0
咽頭結膜熱 3
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 46
感染性胃腸炎 115
水痘 10
手足口病 1
伝染性紅斑 15
突発性発疹症 5
百日咳 0
ヘルパンギーナ 4
流行性耳下腺炎 18
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 1例
感染性胃腸炎 0例
長野県感染症情報 (2016年(平成28年)第22週)
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/28-22w.pdf
赤ちゃんの血液型はいつ頃検査できますか?
http://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/76.html
ABO血液型は赤血球上にA抗原、血清中に抗Bを有するものをA型、赤血球上にB抗原、血清中に抗Aを有するものをB型、赤血球上にAおよびB抗原、血清中には抗体を欠くものをAB型、赤血球上にA、B抗原を欠き、血清中に抗Aおよび抗Bを有するものをO型といいます。
したがって、ABO血液型の判定には赤血球上のAおよびB抗原の存在を確認するオモテ試験と血清中の抗Aおよび抗Bの有無を確認するウラ試験を行い、双方の成績が一致して初めて判定されます。
赤血球側の反応は、赤血球膜上のA抗原、B抗原の強さに関係しています。 新生児では成人の1/3程度で、2~4歳になって成人並みになるといわれています。
一方、血清側の反応は血清中の抗A抗体と抗B抗体の量に関係しています。抗体を産生し始めるのは生後3~6ヵ月からで生後1年でほぼ全ての児に抗体が産生されるといわれています。新生児はふつう抗体が検出されず、母親由来の抗体が反応していて、ウラ試験が正しく行えません。
また、1歳未満の乳幼児のABO血液型検査において、オモテ試験とウラ試験の一致率は約50%といわれています。
そこで、新生児や1歳未満の乳幼児におけるABO血液型の検査結果は、オモテ試験の結果のみの条件付き報告がなされます。
これらの事由により、1歳未満では信頼性に乏しいため、正確な血液型の判定は生後1年以上経過してから、できれば4歳以上で実施する必要があります。
〔参考〕
日本臨床衛生検査技師会 輸血検査の実際 改訂第3版
昨夜は、通常の診療を終わらせてから、
夜間急病センターの
5月分のレセプト点検に行ってきました。
感染症発生動向調査情報 松本保健福祉事務所
平成28年5月23日-5月29日 第21週
●定点把握感染症
流行性耳下腺炎は過去5年間の同時期では2011年に次いで多い状況で推移しています。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑、水痘は前週より増加しています。
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ10名(長野県内39例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 0
咽頭結膜熱 3
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 48
感染性胃腸炎 113
水痘 13
手足口病 2
伝染性紅斑 13
突発性発疹症 7
百日咳 0
ヘルパンギーナ 4
流行性耳下腺炎 19
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 1例
感染性胃腸炎 2例
長野県感染症情報 (2016年(平成28年)第21週)
http://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/28-21w.pdf
穂高ハートクリニック
診療科目:内科、外科、小児科
診察内容:
心臓血管病、ワーファリンケア、
生活習慣病、メタボリックシンドローム
(高血圧,高脂血症,糖尿病,高尿酸血症)
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