2016/02/08 15:45

B型肝炎ワクチン 乳児は10月から公費で接種
http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20160205/k10010398361000.html
NHK News Web

B型肝炎を予防するワクチンについて、厚生労働省は1歳までの乳児を対象に、ことし10月から公費で接種が受けられるよう制度を見直すことを決めました。
これは5日開かれた厚生労働省の専門家の会議で決まったものです。B型肝炎は、感染したウイルスを体内に持ち続けるキャリアと呼ばれる状態になると、肝硬変や肝臓がんに進行するおそれがあり、特に乳幼児の頃の感染はキャリアになりやすいと指摘されています。B型肝炎ウイルスに感染している15歳未満の子どもは、厚生労働省の研究班の調査で4000人に1人程度と推計されていますが、感染予防のためのワクチン接種への補助事業は現在、すべての自治体で行われているわけではなく、対象の年齢や補助の割合などにもばらつきが見られています。
ワクチン接種について、会議では新たに公費で行うべきだとする意見で一致し、厚生労働省は政令を改正したうえで、ことし10月から公費で接種が受けられるよう制度を見直すことを決めました。費用は国と自治体が負担することになっていて、1歳までの乳児を対象に、合わせて3回、ワクチン接種が行われることになります。