2015/12/25 9:12

 心肺蘇生法のガイドラインが新しくなり、「ガイドライン2015」(以下、G2015など)として発表されました。5年に1回改訂されており、初めて発表された「ガイドライン2000」のあと、3回目の改定となります。

 救命救急講習を受講すると、倒れている人に声をかけ、自発呼吸の確認をして、呼吸していなければ胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージを開始するように教えてくれます。さらに、必要であればAED(自動体外式除細動器)を用いて心臓の痙攣(けいれん)を取り除くことになります。

 この一連の流れの中で、G2010では1分間に100回以上の胸骨圧迫とされていたものが、G2015では100~120回と上限が定められました。

 さらに、圧迫の深さが、G2010では5cm以上とされていたものが、G2015では5cm以上6cm以下と変わっています。