内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ
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平成27年12月24日(木)、長野県は「ノロウイルス食中毒注意報」を全県に発令しました。
感染性胃腸炎は主に冬期に流行しますが、この患者の届出数が増加すると、それに伴いノロウイルス食中毒が発生する傾向にあります。
長野県内における感染性胃腸炎患者の届出数に増加傾向が見られること及び全国的にノロウイルスによる集団感染が多発していることから、ノロウイルス食中毒予防のポイントに注意してノロウイルスによる食中毒を防ぎましょう。
【塩素消毒の方法】
ノロウイルス食中毒予防のポイント
業務用の次亜塩素酸ナトリウム(12%)または家庭用の塩素系漂白剤(6%)を水で薄めて作ります。
○調理器具の消毒(200ppm) 6%を使用:液の量 10ml に水の量3L
○おう吐物の処理(1,000ppm)6%を使用:液の量 50ml に水の量3L
消毒液を使用する場所・物 ペットボトルを使用した作り方(キャップ一杯が5ml)
調理器具の消毒(200ppm) キャップ2杯分 500ml ペットボトル6本分
おう吐物の処理(1,000ppm) キャップ 10 杯分 500ml ペットボトル6本分
心肺蘇生法のガイドラインが新しくなり、「ガイドライン2015」(以下、G2015など)として発表されました。5年に1回改訂されており、初めて発表された「ガイドライン2000」のあと、3回目の改定となります。
救命救急講習を受講すると、倒れている人に声をかけ、自発呼吸の確認をして、呼吸していなければ胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージを開始するように教えてくれます。さらに、必要であればAED(自動体外式除細動器)を用いて心臓の痙攣(けいれん)を取り除くことになります。
この一連の流れの中で、G2010では1分間に100回以上の胸骨圧迫とされていたものが、G2015では100~120回と上限が定められました。
さらに、圧迫の深さが、G2010では5cm以上とされていたものが、G2015では5cm以上6cm以下と変わっています。
感染症発生動向調査情報 松本保健福祉事務所
平成27年12月14日-12月20日 第51週
●定点把握感染症
平成27年12月24日「ノロウイルス食中毒注意報」が全県に発令されました。
(プレスリリース http://www.pref.nagano.lg.jp/shokusei/happyou/chuui151224.html )
感染性胃腸炎の報告数は、やや増加傾向を示していますので、食事の前やトイレの後などには、石けんを使った十分な手洗いの徹底などにより感染を広げないように努めましょう。
RSウイルス感染症は先週より減少しましたが、報告数の多い状況で推移しています。
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ10名(長野県内 20例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 71
咽頭結膜熱 0
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 35
感染性胃腸炎 110
水痘 5
手足口病 8
伝染性紅斑 7
突発性発疹症 7
百日咳 1
ヘルパンギーナ 0
流行性耳下腺炎 6
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 1例
感染性胃腸炎 0例
長野県感染症情報 (2015年(平成27年)第51週)
穂高ハートクリニック
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