内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ
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一般財団法人化学及血清療法研究所が製造販売する沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ(セービン株)混合ワクチンについて
平成27年11月26日
一般財団法人化学及血清療法研究所(以下「化血研」という。)が製造販売するワクチン製剤等については、承認書と製造実態の齟齬等についての厚生労働省への報告が適切になされていないことが判明したことから、9月18日付けで出荷の自粛を要請するとともに適切な報告を求め、その後厚生労働省において報告内容の精査を行ってきました。
今般、化血研が製造販売する「クアトロバック 皮下注シリンジ」(沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ(セービン株)混合ワクチン)について、厚生科学審議会感染症部会委員に別添資料に基づき、厚生労働省による精査の結果( 品質及び安全性等に重大な影響を及ぼす齟齬はないと判断していること)、及び同種の他社製品の今後の在庫見込みを報告し、化血研の製品の出荷を認めるべきかどうかについて意見を伺いました。その結果、当該製品については、百日せき、ジフテリア、破傷風及びポリオの発生の予防及びまん延の防止を推進する観点から、出荷を認め、供給不足を避けるべきと考えられる、との意見をいただきました。
厚生労働省においては、当該意見等を踏まえ、本日付で、化血研の「クアトロバック 皮下注シリンジ」出荷自粛の要請を解除することとしましたので、お知らせいたします。
4種混合ワクチンの出荷再開へ 熊本のメーカー
11月27日 5時43分 NHK
熊本市のワクチンメーカーが製造工程の確認のため子どもが接種する「4種混合ワクチン」などの出荷を自粛し、一部の地域で供給不足の懸念が出ていましたが、メーカーはワクチンの安全が確認できたとして出荷を再開することになりました。
熊本市にあるワクチンメーカー「化血研」=「化学及血清療法研究所」は国の承認と異なる方法でワクチンを製造していたため、ことし9月以降、子どもが接種する「4種混合ワクチン」や「日本脳炎」などについて、厚生労働省の求めに応じて製造工程の確認を行い出荷を自粛していました。
このうち、「4種混合ワクチン」について安全性が確認できたとして、27日以降、順次、ワクチンの出荷を再開する予定だということです。
厚生労働省によりますと、一部の地域の医療機関からワクチン不足の懸念が出ていましたが、供給不足は生じない見込みだということです。
「化血研」は、「医療現場をはじめ関係者に多大な迷惑をかけ申し訳ありません。1日も早くワクチンを届けられるよう努力したい」と話しています。
感染症発生動向調査情報 松本保健福祉事務所
平成27年11月16日-11月22日 第47週
インフルエンザも徐々に増えてきていますね。
RSウイルス感染症は先週より大幅に増加し、過去5年間の同時期と比較して最も多い状況で推移しています。例年12月中旬をピークとして流行しますので、今後の動向に注意が必要です。
RSウイルス感染症は、乳幼児が感染すると重症化しやすいため、こまめな手洗いや咳などの症状がある場合はマスクを着用するなど、乳幼児に感染させないよう感染防止に努めましょう。
インフルエンザ内科・小児科16定点
インフルエンザ5名(長野県内 14例)。
小児科10定点
RSウイルス感染症 42
咽頭結膜熱 0
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 23
感染性胃腸炎 59
水痘 6
手足口病 8
伝染性紅斑 8
突発性発疹症 6
百日咳 0
ヘルパンギーナ 4
流行性耳下腺炎 0
基幹病院1定点
マイコプラスマ肺炎 1例
感染性胃腸炎 0例
長野県感染症情報 (2015年(平成27年)第47週)
穂高ハートクリニック
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診察内容:
心臓血管病、ワーファリンケア、
生活習慣病、メタボリックシンドローム
(高血圧,高脂血症,糖尿病,高尿酸血症)
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