独立行政法人 国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター Disease Control and Prevention Center (DCC)
冬の流行性嘔吐下痢症、感染性胃腸炎のハイシーズンに入りました。皆様ご安全に。(毎年ピークは1月です)
病院でノロウイルスの集団感染
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033743611.html
長崎市の病院で、ノロウイルスの集団感染が起き、入院患者と職員あわせて130人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。全員が快方に向かっていますが、病院では感染拡大を防ぐとともに感染経路を調べています。
ノロウイルスの集団感染が起きたのは、長崎市虹が丘町の「道ノ尾病院」です。
病院によりますと今月19日、入院患者17人がおう吐や下痢などの症状を相次いで訴え、翌日患者と調理施設を扱う職員のあわせて2人からノロウイルスが検出されました。
症状が出た人は入院患者と病院の職員およそ130人に及んでいますが、全員が快方に向かっているということです。
病院では、施設の消毒や食事の加熱処理の徹底、それに面会制限を行って感染拡大を防ぐとともに、感染経路を調べることにしています。
道ノ尾病院の松本一隆院長は「患者さんやご家族にご迷惑をかけ深くお詫びいたします。今後は、感染予防、感染防御をさらに進めます」とコメントしています。
ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎は、冬場に多くなり、長崎県によりますと、今月15日までの1週間で病院や診療所1か所あたりの患者は11.75人で増加傾向にあるということです。
長崎県は、石けんによる手洗いを徹底することや、吐いたものや便を処理する際はマスクや手袋をしてぞうきんなどで拭き取った上で、塩素系の消毒剤での消毒を呼びかけています。
11月24日 19時07分