4種混合ワクチン 地域間の供給調整を要請
11月3日 4時52分 NHK
熊本市にあるワクチンメーカーが製造工程の確認のため子どもが接種する「4種混合ワクチン」などの出荷を自粛し一部の地域で供給が不足する懸念が出ているとして、厚生労働省は全国の都道府県などに対し不足している地域がある場合はワクチンを融通するなど地域間の調整を行うよう求めました。
熊本市にあるワクチンメーカー、化血研=化学及血清療法研究所は国の承認と異なる方法でワクチンを製造していたことから、ことし9月以降、製造工程の確認のため子どもが接種する「4種混合ワクチン」や「日本脳炎」などのワクチンの出荷を自粛しています。
厚生労働省によりますと出荷が自粛されているワクチンはいずれも全国的な供給不足は当面、生じない見込みですが、一部の地域の医療機関からワクチンが足りなくなるのではないかという懸念が出ているということです。
このため厚生労働省は、全国の都道府県などに対して通知を出し地域ごとの在庫状況を把握したうえで、不足している地域がある場合はワクチンを融通するなど地域間の調整を行うよう求めました。
厚生労働省は、「当面、ワクチンの供給量に不安はない。医療機関で混乱が起きないよう対応してほしい」と話しています。
コメント:
4種混合ワクチンの在庫欠品問題に対して、厚生労働省は、当面、不足することはないので、地域間で融通して欲しいとのこと。
ワクチン事業の主体である自治体と地域間で混乱のないよう融通しあう仕組みを考えましょう。
在庫の余裕がない状況では、不足する地域では綱渡りですね。
新型インフルエンザのパンデミックが騒がれた時にも、ワクチンの在庫管理が大変でしたね。
今回は、どのようになるのか不安が広がります。