夏に小児がかかりやすい感染症である「手足口病」や「ヘルパンギーナ」が増えています。
これらは、夏かぜとも言われておりウイルスが原因の感染症で、大人もかかることがあります。
しばらく流行が心配されますので感染予防に努めましょう。
長野県内における発生状況
県内の小児科定点機関(54 医療機関)から、7 月 20 日~7 月 26 日(第 30 週)に報告された「手足口病」の報告数は医療機関あたり 6.11 人、「ヘルパンギーナ」は 1.63 人となっています。
今年は「手足口病」が過去 5 年間の同時期で最も多い状況で、流行警報レベルの 5.0 人を超えました。年齢群別の状況は、1歳が20.9%、3歳が20.0%の順となっており、6歳以下で全体の91.2%を占めています。
(参考:ヘルパンギーナ流行警報レベル 医療機関あたり 6.0 人)
予防方法
予防接種はありません。手洗いなど、次の点に注意してください。
** 感染予防のポイント! **
★ 石けんと流水による手洗いをしっかりと行いましょう。
★ 集団生活ではタオルの共用は避けましょう。
★ おむつの交換などは、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。
★ 体力が低下しないよう、十分な休養と栄養補給を心がけましょう。
★ 脱水症状にならないよう、水分をしっかり取りましょう。