風疹患者、3月24日で昨年1年を65人上回る
(2013年4月2日12時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130402-OYT1T00605.htm?from=popin
厚生労働省は2日、今年の風疹の患者数の累計が、先月24日現在で昨年1年間の合計を65人上回る2418人に上った、と発表した。
依然として首都圏を中心に患者が増えているほか、関西や中部でも増加が目立っており、同省は、流行が全国に拡大しつつあるとして注意を呼びかけている。
同省によると、風疹の患者発生報告が先月24日までの1週間に新たに292人寄せられた。新たな報告が最も多かった都道府県は93人の東京で、神奈川50人、大阪30人、兵庫23人と続いた。患者数の累計では東京は1000人を超えて1025人に。ほかに患者が目立つのは神奈川339人、千葉191人、大阪174人、埼玉172人、兵庫134人、愛知51人、鹿児島45人などだった。
患者では、予防接種をしていないか、もしくは不明の人が2275人と9割以上を占めている。男性では、患者1894人のうち8割以上が20~40歳代だった。妊婦がかかると胎児に障害が残る可能性があるため、同省は、夫ら身近に妊婦がいる男性らに予防接種を受けるよう呼びかけている。
(2013年4月2日12時03分 読売新聞)