インフルエンザワクチン小児接種量の変更 2011-2012
昨シーズン(2010ー2011)までの日本におけるインフルエンザワクチンの小児への接種量は、
1歳未満は0.1mlx2回
1歳以上6歳未満は0.2mlx2回
6歳以上13歳未満は0.3mlx2回
でした。
この接種量は世界保健機関(WHO)が推奨する用量よりも少なく、以前から十分な抗体上昇が得られない可能性があると指摘されていました。このため、国内メーカー4社が薬事法に基づき国に接種量の増量を申請していました。
2011年8月1日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は,インフルエンザワクチンの小児に対する接種量を増やす一部変更を了承しました。
今後は,化学及血清療法研究所(化血研),阪大微生物病研究会(ビケン),デンカ生研の3社のワクチンは
6カ月以上3歳未満 0.25mlx2回
(北里第一三共(北里)のワクチンは1歳以上3歳未満が0.25mLx2回になります。)
3歳以上13歳未満 0.5mlx2回
13歳以上 0.5mlx1回、または、2回
になります。
これに先立ち、7月29日に厚生労働省のインフルエンザワクチン需要検討会が開かれ、今シーズンのインフルエンザワクチンの需要が2526 -2788万本程度であること、現時点でワクチンメーカーが見込んでいる製造量が最大2960万本程度になることが報告されました。
コメント:
2011-2012シーズンから、インフルエンザワクチン予防接種の小児接種量が2倍近くに増量されました。これに伴い、需要と供給のバランスが一時的に悪化する場合があります。
接種希望日時に接種ができないこともあるかもしれませんが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
安曇野市、内科・外科・小児科 穂高ハートクリニックに、いつから、どのくらいの量のインフルエンザワクチンが供給されるか、現時点では、不明です。
接種時期、予約開始時期、接種価格等の詳細が決まり次第、ご連絡いたします。