暑い日が続きますね。
庭仕事や、プールで、あっという間に日焼けをして、皮膚が痛くなってしまいます。紫外線対策をしっかりしないと、後でひどいことになってしまいます。
日焼け、紫外線による炎症性の色素沈着、そばかす(雀卵斑)には、アスコルビン酸(ビタミンC)(シナール配合錠など)が、処方されます。
肝斑にはトランシーノというOTC医薬品が売られています。トラネキサム酸は、メラニン発生の要因のひとつと考えられるメラノサイト活性化因子「プラスミン」をブロックすることで、肝斑の原因となるメラニンの発生を抑制し、この結果肝斑を薄くする作用があると考えられております。トランシーノの効果が現れはじめるのは4~5週目というケースも多く見られますので、効果を少しでも感じたら、1クールの服用期間は2ヵ月間を基本としてください。
トラネキサム酸(トランサミンなど)は、咽頭炎や湿疹で処方されます。
L-システイン(ハイチオールなど)も、湿疹等に処方されます。
しっかりと紫外線対策をして、暑い夏を乗り越えましょう。
また、日焼け跡の色素沈着には、皮膚ケアをしっかりするようにしましょう。内服治療で改善しない場合は、皮膚科にご紹介いたしております。ご相談ください。