インフル患者数が6週連続増 流行の兆し、注意呼び掛け
2010/12/03 16:05 【共同通信】
国立感染症研究所は3日、全国約5千の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数(11月22~28日)が、1機関当たり0・44人になったと発表した。10月後半から6週連続の増加。季節性のA香港型が中心とみられる。
全国的な流行入りの指標である「1人」には達していないが、北海道(2・43人)では既に流行状態。関東、近畿の大都市圏でも複数の学級閉鎖が報告され、流行の兆しが表れ始めている。
典型的なシーズンでは12月に流行入りし、翌年1月にピークを迎えるため、厚生労働省は感染拡大に注意を呼び掛けている。予防接種の効果が出るのは接種後2週間以降とされており、厚労省は「これから受けるなら月内に」と勧めている。
1機関当たりの患者が多いのは北海道、大分(1・31人)、沖縄(0・88人)の順。
最近5週間で検出されたウイルスはA香港型が新型を上回っている。
2010/12/03 16:05 【共同通信】