内科・外科・小児科 安曇野市 穂高ハートクリニックのスタッフブログ
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今季のインフルエンザワクチン予防接種事業について、連絡がありましたので、ご紹介いたします。
国が実施主体として行われている新型インフルエンザワクチン予防接種事業が平成22年9月30日をもって終了の予定となります。
2010-2011シーズンは、新型と季節性を組み合わせた混合ワクチンで、平成22年10月から始まるインフルエンザワクチン接種事業について、厚生労働省では、市町村が実施主体となり、健康被害救済金の水準を引き上げた『新臨時接種』の枠組みで実施する計画でしたが、通常国会では法案が通過せず、継続審議として秋の臨時国会に持ち越されました。
そのため、10月1日から当面の間は、国の事業として進め、改正法施行後に『新臨時接種』に移行となったら市町村が、当初から接種する医療機関や費用を決めることとなりました。
当院では、通常、低価格での接種を行っていましたが、今シーズンは、全国統一価格での接種となります。
→9/6付けで、安曇野市から連絡があり、変更になりました。一般の方々への接種価格、料金は各医療機関で決めることができるようになりました。
インフルエンザワクチン予防接種2010-2011の概要
接種期間:平成22年10月1日から平成23年3月31日
実施主体:国(厚生労働省)
『新臨時接種』法施行後は、各市町村(安曇野市)
ワクチン:3価ワクチン(新型、季節性のA香港型、B型)
(1)新型ブタインフル A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm株
(2)季節性A香港型 A/ビクトリア/210/2009(H3N2)株
(3)季節性B型 B/ブリスベン/60/2008株
接種対象者:全国民(優先接種対象者は定めない)
接種回数・間隔
1回又はおよそ1~4週間(免疫効果を考慮すると3-4週間おくことが望ましい)の間隔をおいて2回接種
接種後、1-2週間後に抗体が上昇し始め、2回目の接種1ヶ月後までにはピークに達し、3-4ヶ月後には徐々に低下傾向を島します。ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種後2週間から5ヶ月程度と考えられています。
接種量
6ヶ月-11ヶ月・・0.1ml×2回
1歳~5歳・・・・0.2ml×2回
6歳~12歳・・・0.3ml×2回
13歳以上・・・・0.5ml×1回
インフルエンザワクチン接種の適応に関しては、年齢の下限はありませんが、通常生後6カ月未満の乳児にはワクチンを接種しません。これは、ワクチンの効果および、ワクチン接種後の副反応に関しての研究がまだ少なく、十分な知見が得られていないこと、また、この月齢までは母体由来免疫の効果が期待できることなどが主な理由です。このような場合には、同居する家族がワクチンなどでインフルエンザを予防するといった方法が考えられます。
参考:インフルエンザQ&A 国立感染症研究所 感染症情報センター
接種費用(価格、接種料金):国の事業として全国一律(法改正後は、各市町村が価格を決める)
1回目 3600円
2回目 2550円
(1回目と同じ医療機関で受けた場合、2550円)
(1回目と別の医療機関で受けた場合、3600円)
→9/6付けで安曇野市から連絡があり変更になりました。
一般の方々への接種価格、料金は各医療機関で決めることができるようになりました。
低価格で多くの方々に接種できるよう努力いたします。価格、料金が決定しましたらお知らせいたします。
価格、料金を決定いたしました。
1回目 2500円
2回目 2000円
(1回目と別の医療機関で受けた場合、2500円)
といたします。
発熱等により接種を行えなかった場合 1760円
(穂高ハートクリニックでは、発熱等が有った場合、1760円はいただかずに、疾患として通常の保険診療を行う方針です。)
高齢者インフルエンザ予防接種:接種券が有る方は、1000円
安曇野市外の方でも、接種可能です。
低所得者接種費用助成あり。
お問い合わせは、実施主体となる下記担当者にお願いいたします。
安曇野市 健康推進課
電話0263-81-0726
または、長野県松本保健福祉事務所
電話0263-40-1939
今年の穂高北小の運動会では、5-6年生男子生徒による棒倒しが中止になり、男女共に騎馬戦になるようです。
5-6年生男子生徒による棒倒しは、勇壮で、応援している方も熱くなり、運動会の楽しみのひとつでしたが、残念です。
2010/2011シーズン インフルエンザワクチン
任意接種(自費)・個別接種
平成22年6月23日、厚労省健康局結核感染症課は今シーズン(2010年/2011年)のインフルエンザワクチン株を決定しました。
2010/2011シーズンのインフルエンザワクチンには、昨シーズンに「新型ワクチン」と呼ばれたブタインフルエンザ(H1N1)が組み込まれます。
今シーズンは1種類のワクチン接種で済みます。
2010/2011シーズンのインフルエンザワクチンには3種類の抗原が含まれます。
(1)新型ブタインフル A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm株
(2)季節性A香港型 A/ビクトリア/210/2009(H3N2)株
(3)季節性B型 B/ブリスベン/60/2008株
接種量
1歳未満・・・・・・・・0.1ml×2回
1歳以上~6歳未満・・・0.2ml×2回
6歳以上~13歳未満・・0.3ml×2回
13歳以上・・・・・・・0.5ml×1回
(現在、厚生労働省に対して、小児インフルエンザワクチンの接種量や回数を変更するための申請が行われています。
申請が認可された場合は以下のように変更されます。
変更される時期は未定ですが、シーズン中に変わる可能性もあります。)
3歳未満・・・・・・・・0.25ml×2回
3歳以上~13歳未満・・0.5ml×2回
13歳以上・・・・・・・0.5ml×1回
従来、インフルエンザの予防接種は各クリニックが自由に値段(価格、料金)を決めていましたが、新型インフルエンザ以降、国の事業として各市町村が決める可能性が有ります。
臨時国会の行方で、各市町村に通達が来てから、協議されるようです。
安曇野市からの連絡が有りましたら、随時、ご連絡いたします。
そのため、現在の所、価格は未定です。
ねじれ国会や、党首選、消えた年金・高齢者問題などがありますが、生活にかかわる法案等は、早く審議して、国としての方針を速やかに示して欲しいと思います。
2009-2010シーズンは、従来型インフルエンザワクチンは供給不足があり、新型ワクチンは全国統一価格で、接種の優先順位があり、混乱がありました。
2010-2011シーズンでは、供給量はある程度、十分に確保されそうですが、市町村ごとので料金が変わってきたりすると、混乱しそうですね。
安曇野市、松本市で価格が違うと、それはそれで混乱しそうです。
循環器病の診断と治療に関するガイドライン
循環器疾患に関するガイドラインをご紹介します。日本のどこで治療を受けても、スタンダードで標準的な治療が受けられることが特別でない、そんな日が訪れることを望みます。
日本循環器学会学術委員会合同研究班では、我が国の循環器疾患の特徴や医療の実情に即した独自のガイドライン作成を目的として、1998年度から「循環器病の診断と治療に関するガイドライン」の作成を開始しました。2009年度までに46のガイドラインが策定され、順次Circulation JournalのSupplementとして誌上及び会員限定のホームページ上で公表しています。それぞれのガイドラインには,テーマとなった循環器疾患の診断,管理,予防に関して,現段階において我が国で一般に認められ,標準化すべき内容が網羅されており,実地診療に大いに役立つものと期待しています。
学会の社会貢献の一環として、これらのガイドラインを多くの医学・医療従事者に公開することは大変意義のあることと考え、この度、学会の一般向けホームページで公開することとなりました。
ガイドラインの目的は標準的な診療情報の提供であり,個々の症例における臨床的診断の決定・責任は医師と患者にあることを改めてご認識いただいた上で、「循環器病の診断・治療ガイドライン」を実地診療に活用いただき、大いに役立てていただくことを期待しています。
穂高ハートクリニック
診療科目:内科、外科、小児科
診察内容:
心臓血管病、ワーファリンケア、
生活習慣病、メタボリックシンドローム
(高血圧,高脂血症,糖尿病,高尿酸血症)
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