ワクチン接種、19日にスタート=接種費用6150円-政府の新型インフル対策本部
時事ドットコム(2009/10/01-21:18)
政府は1日、新型インフルエンザ対策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)を開き、ワクチンの接種方針を正式決定した。最優先となった医療従事者への接種を19日にも始め、持病のある人や妊婦らは11月以降に順次開始する。接種費用は6150円。
鳩山首相は会合の冒頭、「秋から冬に流行が広がるものと考えなければならない。しっかりとした対策を打ち出すのが肝要だ」と述べた。
新型インフルエンザ用ワクチンは、今年度中に約7650万人分を確保する。優先接種の対象者に、当初案になかった小学校低学年などを含め、(1)インフルエンザ患者の診療に当たる医療従事者(2)妊婦、持病のある人(3)1歳から小学3年までの子供(4)1歳未満の子供の保護者、優先対象者のうち接種が受けられない人の保護者-の計約2300万人とした。次に優先されるのは小学4年以上と中高校生、65歳以上の高齢者で計3100万人。
ワクチンのうち国内メーカー製は約2700万人分。約4950万人分は海外から緊急輸入する。海外メーカーは副作用被害が出た際の免責を契約条件にしているため、海外メーカーの賠償額を国が代わりに支払う。肩代わりを可能にする特別法案を秋の臨時国会に提出する方針だ。
1人2回の接種費用は1回目が3600円、2回目が2550円。住民税非課税の低所得者へは助成も盛り込んだ。
ワクチン購入費は総額1380億円となる。(2009/10/01-21:18)
【新型インフル】ワクチン接種2回で6150円 住民税非課税世帯は無料
2009.10.1 19:53 産経ニュース
新型インフルエンザ
新型インフルエンザのワクチンについて厚生労働省は1日、費用を一律6150円の自己負担とするなど接種の基本方針を発表した。同日開かれた政府の新型インフル対策本部で決めた。国産のワクチンは19日から順次接種を始め、輸入は12月末から1月に開始する方針。
基本方針によると、厚労省は平成21年度内に国産2700万人分、輸入5千万人分を確保する。ワクチン調達の費用は国産が259億円で、輸入が1126億円の計1385億円となる。
優先接種対象者は約5400万人。(1)医療従事者(2)妊婦と持病のある人(3)1歳~小学3年までの小児(4)1歳未満の小児の保護者とワクチン接種ができない体質の人の保護者-の順で優先される。10歳未満で重症化する症例が相次いだため、小学校の低学年(約400万人)も優先接種者に加えた。そのほか、小学校高学年と中高生、高齢者(65歳以上)も優先される。
接種費用は1回目が3600円、2回目が2550円で計6150円(消費税込み)。1回目と異なる医療機関で接種する場合は、診察料が新たに上乗せされるため2回目も3600円となる。
低所得者の負担軽減策では国と自治体の予算で900億円を負担。生活保護世帯と住民税非課税世帯は原則的に無料となる。
輸入は、英系グラクソ・スミスクライン(3700万人分)とスイス系ノバルティス(1250万人分)の2社と交渉中。副作用による訴訟が起きた場合、製薬会社の賠償金などは国が肩代わりする。厚労省は輸入のために必要な法整備や副作用が出た場合の補償制度を拡充するため、秋の臨時国会への法案提出に向け準備を進める。
コメント:
とりあえず、全国一律の値段が決まり、発表されましたね。
ワクチンの1回の接種量は、季節性のワクチンと同じになるのかどうか?
どこの機関に、どのくらいのワクチン量が納入されるのでしょうか?
まだまだ、不明のことが多すぎて、対応が難しいですね。
優先順位の上位の人で、接種漏れの人はどのようにすればいいのでしょう?