2009/08/23 21:19

新型インフルエンザ:学校の臨時休業、基準を厳格化--県 /長野 毎日新聞 2009年8月22日 地方版

 県は21日、新型インフルエンザ対策本部の会議を開き、県内初の重症患者が発生したことや学校の新学期が始まったことを受けて、集団感染の際の学校の臨時休業の基準を厳しくする方針を示した。

 県健康づくり支援課によると、県内の新型インフルエンザの集団感染(7月24日~8月20日)は66件で、感染者数は計485人。県外在住者が大半で、県内在住者はうち69人。

 県教育委は、学校の臨時休業の目安を変更し、各市町村教委などに通知した。A型インフルエンザと診断された生徒がいる学級で欠席者が10%を超えた場合は学級閉鎖とし、従来の20%以上から厳格化。また県は、南箕輪村の北部保育園で園児3人が発症したため、24日から3日間、年長組を閉鎖すると発表した。【大平明日香】 毎日新聞 2009年8月22日 地方版

コメント:
 30人学級だと、3人休むと学級閉鎖ですね。

新型インフルエンザ届出状況 長野県

新型インフルエンザについて 長野県公式ホームページ

一方、大阪では、基準を緩和するそうです。

新型インフルエンザ:大阪府教委、学級閉鎖基準を緩和 大阪市、堺市も方針 毎日新聞 2009年8月21日 大阪朝刊

 新型インフルエンザの感染拡大を受け、大阪府教委は20日、学校の臨時休業の基準を緩和し、府立学校と市町村教委に通知した。従来「1クラスで2人の感染者が出た場合に7日間の学級閉鎖」としていたのを、「1クラス5人程度(10~15%)で4日程度」と見直した。同日から運用を始めた。

 府教委の通知では、季節性インフルエンザの場合、休業基準を「感染者の欠席率約15%」と規定。しかし、新型の場合は基準が厳しく、学校現場から「このままだと秋以降学校を開けなくなる」などの声が相次いでいた。

 府教委が再検討したところ、新型は季節型と同様の治療法で対処でき、潜伏期間も2~4日間に過ぎないため、基準を緩和することにした。

 ただ、感染力が強いことから、クラスや学年を越えて感染が広がれば、学年閉鎖や休校とする。

 政令市の大阪市と堺市、私立学校も、府教委の新基準に則した対応を取る方針。【田中博子】