安曇野市 穂高ハートクリニック 内科、外科、小児科にも、日本脳炎ワクチン予防接種の問い合わせが、徐々に増えてきました。
厚生労働省の勧告により、新ワクチンが出来るまで、接種を中止しています。ただし、日本脳炎ワクチンの副反応を十分に理解した上で特に接種を希望する場合は接種できますので、健康推進課または各保健センターへご相談く ださい。
副反応を十分に理解し、接種を希望されたら、ワクチンを発注いたしますので、電話での予約をお願いします。在庫が確保された時点で、折り返し連絡いたします。
日本脳炎新型ワクチン 来月にも流通 国が接種の進め方提言
2009年4月10日(東京新聞)
副作用のリスクが小さいといわれる日本脳炎の新型ワクチンが国に承認された。五月にも流通する見通しだ。厚生労働省の「予防接種に関する検討会」は新型ワクチン接種の進め方について提言をまとめた。現行ワクチンとどう違うのか。 (鈴木久美子)
「『新しいワクチンはいつから打てるんですか』という問い合わせが数件あった」
杉並保健所(東京都杉並区)の担当者がこう言うように、子どもを持つ保護者の新型ワクチンへの関心は高まっている。
新型ワクチン待望の声があるのは二〇〇五年、現行ワクチン接種後に急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)の重症患者が出たため、国が予防接種の「積極的な勧奨」を差し控えたからだ。
その後も希望者はこのワクチンを接種できるが、接種率は減り、現在、三、四歳の約一割。中止前は八割以上あった。「事実上の中止と受け止められた」と同検討会座長で、国立成育医療センターの加藤達夫総長は言う。
現行ワクチンは一種類で、マウスの脳を利用して作られていた。新型ワクチンは「乾燥細胞培養型ワクチン」と言い、動物の脳は使われていない。このため厚労省は「理論上は、ADEMを引き起こすリスクは少ない」と説明する。
国はこれまで、接種年齢と回数を定め、接種を進めてきた。接種は二期にわたり、第一期は三歳で二回、四歳で一回、第二期は九歳で一回の計四回(年齢は幅がある)。〇五年に出たADEMの重症患者が中学生だったため、十五歳での第三期接種は同年以降中止している。接種は無料だ。
新型ワクチンの接種時期や回数も基本的に同じだが、国の提言では当面▽(予防接種の時期の)今夏までの供給予定量は必要量に満たないため、これまで通り、国は積極的な勧奨は行わない▽これまで一度もワクチンの接種を受けていない(基礎免疫のない)三-六歳の子どもに優先的に行う▽第二期接種は、新型ワクチンの使用経験が少なく有効性と安全性が未確立のため、現行ワクチンを使用-などと報告された。
新型ワクチンの製造は、財団法人阪大微生物研究会(大阪府)だけが担当、本年度中に五百万本を作る予定だ。ただ、国の検定に合格した分から出荷していくので、製造から出荷まで二カ月以上かかる。
特に、蚊の出る夏前に接種希望者は集中するが、不足が予想される。新型ワクチンが行き渡るまで「二、三年はかかるのでは」と加藤座長は言う。
供給量と併せ、第二期についても新型ワクチンの有効性や安全性の知見を集積する必要性が、提言では課題として挙げられた。
現在、西日本を中心にウイルスに感染したブタも減っていない。一方、接種を受けていない年齢層で抗体保有率が減り、日本脳炎への防御力が弱くなっている。
「病原体がある限り病気はなくならない」と加藤座長は強調する。その上で「子どもに接種させるかどうか悩んだら、かかりつけ医に相談してください。接種しないと決めたら蚊に刺されないように」とアドバイスする。
安曇野市ホームページ:予防接種
日本脳炎
厚生労働省の勧告により、新ワクチンが出来るまで、接種を中止しています。ただし、日本脳炎ワクチンの副反応を十分に理解した上で特に接種を希望する場合は接種できますので、健康推進課または各保健センターへご相談く ださい。
問い合わせ
豊科保健センター(電話:0263-72-9970 ファックス:0263-72-9044)
穂高保健センター(電話:0263-81-0711 ファックス:0263-81-0703)
三郷保健センター(電話:0263-77-9111 ファックス:0263-77-9113)
堀金保健センター(電話:0263-73-5770 ファックス:0263-73-5775)
明科保健センター(電話:0263-81-2251 ファックス:0263-81-2943)
本庁の問い合わせ先
部課名: 健康福祉部 健康推進課(穂高健康支援センター内)
連絡先: 電話 0263-81-0726 / ファックス 0263-81-0703