AGA(男性型脱毛症)に対するプロペシア(万有製薬)の取り扱いを始めました。
AGA-news 万有製薬
プロペシア®錠 効能・効果、用法・用量、禁忌
■効能・効果
男性における男性型脱毛症の進行遅延
<効能・効果に関連する使用上の注意>
(1) 男性における男性型脱毛症のみの適応である。他の脱毛症に対する適応はない。
(2) 20歳未満での安全性及び有効性は確立されていない。
(3) 女性に対する適応はない。
[海外で実施した閉経後女性の男性型脱毛症を対象とした12ヵ月間のプラセボ対照二重盲検比較試験(n=137)において、フィナステリドの有効性は認められなかった。*]
フィナステリド錠服用に関する注意事項
■1日1回、内服してください。
6ヵ月服用しても抜け毛の進行が遅くならない場合は、医師にご相談ください。
■男性成人のみ服用してください。
女性には効果が認められていません。妊婦、妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人は服用しないでください。(妊娠中の婦人が本剤を服用すると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。)
■錠剤を割って飲まないでください。
妊娠中の婦人が本剤を服用したり、破損した錠剤に触れて有効成分が吸収されたりすると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。なお、このお薬はコーティングされているので、通常の扱いにおいて有効成分に触れることはありません。また、錠剤を割って服用した場合の安全性・有効性は保証されておりません。
■肝機能障害のある方は医師に相談してください。
フィナステリド錠は肝臓で代謝されるお薬です。服用中に肝臓の酵素が上昇した報告があります。肝機能障害のある方は、フィナステリド錠を処方される医師にご相談ください。
■家族や他の人にあげないでください。
■フィナステリド錠の副作用は?
国内で実施された臨床試験(1年間)において、4.0%(276例中11例)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められています。主な症状はリビドー減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)等でした。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに、食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)の症状があらわれる可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
■前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査を実施される医師に本剤を服用していることをお知らせください。
フィナステリド錠の成分は、前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させることが知られています。したがって、測定したPSA濃度を2倍した値を目安として評価してください。
フィナステリド錠の効き目がみられるまでには、通常6ヵ月の服用が目安となります。また、服用をやめると再びAGA(エージーエー)が進行し始めてしまいます。
効果がみられないからといって勝手に服用をやめたりせずに、主治医の指示通りに服用を続けてください。
フィナステリド錠を飲んでいて何か気になることがありましたら、主治医または薬剤師に早めにご相談ください。
※ フィナステリド錠は、医師の指導・処方せんにより正しく服用してください。
海外からの「輸入フィナステリド錠」は、国内製品とは錠剤の色や形が異なるだけでなく、品質や流通管理が必ずしも保証されていません。
これら海外からの「輸入フィナステリド錠」については、万有製薬(株)では責任を負いかねますので、ご承知おきください。
フィナステリド錠を用いた男性型脱毛症の医療費について
フィナステリド錠は健康保険の給付対象になりませんので、本剤を用いた男性型脱毛症の医療費全体が保険給付の対象になりません。したがいまして、薬剤費だけでなく、フィナステリド錠を適切に服用いただくための診察、調剤、服薬指導などにかかる費用も含め、医療費全額を患者さんにご負担いただくこととなります。
なお、保険給付の対象にならない医療の場合、薬剤費を含む各種費用の料金は医療機関・調剤薬局ごとに設定されます。
*Price V H et al. J Am Acad Dermatol 2000; 43(5, Pt. 1): 768-776.
■用法・用量
男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もあるが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要である。また、効果を持続させるためには継続的に服用すること。なお、増量による効果の増強は、確認されていない。
本剤を6ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の進行遅延がみられない場合には投薬を中止すること。また、 6ヵ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討すること。
■禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人