2008/10/04 19:43

 安曇野市 穂高ハートクリニックの太田です。

 心臓血管外科手術においては、その術前管理、手術中、術後ICU(集中治療室)管理、術後病棟管理、外来において、患者、その家族を含めて、各職種間での連携、人間関係が非常に大切になってきます。

 たとえば、循環器科医師、臨床検査スタッフ、放射線科読影医、麻酔科医師、ICU看護師、リハビリテーション科スタッフ、病棟看護師、医療事務、外来看護師、栄養科スタッフ などなど・・・・・
 糖尿病合併時の内分泌内科医師、腎不全の時の透析センター医師、呼吸不全の際の呼吸器科医師、脳・神経障害の際の神経内科医師などなど・・・・・
 そのほか、普段の業務を支えてくれた庶務課の方々・・・・・

 大変、お世話になりました。退職の時には、十分な感謝の気持ちを表すことが出来ませんでした。改めて、お礼を申し上げます。

 ドラマ「医龍2」においては、主人公だけではなく、麻酔科医師、人工心肺装置を管理する臨床工学師、その他のスタッフにも光が当てられていました。そういった意味では、大変、興味深いドラマだったと思います。

 今となっては、心臓血管外科手術は、良い思い出であり、貴重な経験をさせていただきました。
 前職の時の、手術について書きますと、心臓血管外科手術が無事に終了出来るためには、関係各位の努力と協力が無ければ出来ません。すべてのスタッフに感謝しております。

 多くのスタッフのなかでも、特に、麻酔科 Y田医師、人工心肺装置(体外循環、心肺バイパス)を管理してくれた臨床工学師 O川技師との、息のあった術中管理は、経験した数多くの心臓血管外科手術のなかでも、大変すばらしかったと思います。
 循環血液量、末梢血管抵抗、体温管理、血管拡張薬、強心剤の管理が的確であり、手術時間を短縮し、患者にかかる負担、侵襲を低減させることができました。
 同じチームとして、何年間も、手術を繰り返し繰り返し行ってきたことが、良かったと考えています。
 地方病院の小さなチームでしたが、胸を張って誇れるチームであったと信じています。

 お二人の今後の益々のご活躍を期待してやみません。大変、有り難うございました。