2007/10/31 10:37

研修会より

 10月2日、福祉ステーションひまわりでは認知症の講習会を行い、認知症についての理解を深めました。改めて、認知症のこと、援助のこと、自分自身のこと、様々なことを見直す良い機会となりました。
 今でこそ認知症ということをよく耳にしますが、それはごく最近になってからです。それでも尚、認知症の理解ということは私たち自身、そして世間一般でもまだまだだなと感じます。
 講師の先生は、研修会の中でこう言っていました。


 『認知症のAさんではない。Aさんは認知症なのだ。』


 全てはこの言葉に表現されていると思います。障害者の分野ではないけれど、ICFのような考え方を持ち、認知症の方たちに接することが重要ではないでしょうか?個人だけに着目することの他に、その人を取り巻く環境などを把握したうえで援助を行うことが大切です。認知症があるということを前提に考えたうえでの「その人」ではなく、「その人」を前提に考え、認知症をその人の特徴のように捉えることで本当の援助が可能になると思います。

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