今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。

テーマ:明日のリーダーはいるか

◆スマホなどのネットサービスが拡大した。
そのため「ウィンドウズ」に依存するパソコン文化が、
マイクロソフトを劣勢に立たたせている。

そして新しいトップ選びが大詰めに入ったが、
大胆な経営刷新が期待されている。

◆ヒューレット・パッカードは1999年以降、
外部からスカウトしたCEOが4人続くが、
M&A戦略の迷走などで変化の波に乗りきれずにきた。

社外の人材ばかりに頼れば社内の士気は上がらない。
外部登用も選択肢だが、トップ候補を内製することも必要。

GEのイメルト会長兼CEOは、
仕事の30%以上を幹部育成に充てている。



◆日立製作所でも社長が経営幹部の育成に深くかかわり始めた。
約40の重要なポストを選定し社長と人事部門が話し合い、
将来リーダー候補に簡単でないハードルを課す。

◆勝てるシナリオをつくる能力や決断力、
ビジョンを社内に示して共感させる力など、
リーダーに求められる資質は多様になった。

出来合いの人材から「選ぶ」のではなく、
意識的に「つくる」のが世界の流れだ。

日本企業は中長期の視点に立った
「人づくり」が得意だと言ってきた。
看板倒れにならないよう願う。

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【私見】

ヘッドハンティング、M&Aなど欧米文化が当たり前のようになり、
効率的ないいとこ取りの風潮も、
人材育成の障壁になっているような気がします。

わたしは以前やっていた事業では、
部下や後輩を育成したこともあります。

残念ながら事業を縮小したので、
その部下たちは他の会社に移りました。

それでも、うちより事業規模の大きい会社に移籍し活躍する姿をみると、
その成長の一端を担ったのかと思い、うれしくなるときもありました。

いまは事業こそ変わりましたが、再就職のための人材育成をするのは、
なかなかやりがいのあるものです。

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