今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。

テーマ:ツイッター生まれない日本

◆楽天会長の三木谷氏の提唱のもと、
「新経済サミット2013」が開催され、
そのパネルディスカッションに、アンドロイド、
ツイッター、スカイプの産みの親が顔を合わせた。

テーマは「破壊的イノベーションとは何か」。



◆ツイッター創業者、ジャック・ドーシー氏。
「スクエア」という新会社を創り再び脚光。

「スクエア」とは切手大のデバイスで、
店舗カウンターのすべての機能をできるようにした。

米国では、破壊的イノベーションは良ければすぐにメインストリームに。
日本では、「前例がない」という硬直性も阻まれる。

◆アンドロイドを開発したアンディ・ルービン氏は、
現在、グーグル傘下に入り、上級副社長。
デジカメの開発から、スマホの開発に戦略を変えた。

スカイプの創業者ニクラス・ゼンストローム氏は、
現在、投資会社アトミコのCEO。
スカイプ以前は、有料音楽配信サービスで何度も失敗。

ルービン、ゼンストローム両氏は「アジリティー(敏しょう性)」を強調。

◆MITメディアラボ所長伊藤穣一氏は、
クリエイティビティ―(創造性)をつぶす日本を憂う。

ホスト役の三木谷氏は、企業を縛る「規制」が、
日本企業から柔軟性や敏しょう性を奪っていると主張した。

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【私見】

わたしは革新的であれば、なんでもOKというつもりはありません。
しかし「前例がない」という日本の風潮で、IT革命に乗り遅れたことは、
認めざるを得ないのではないかと思います。

ツイッターや、フェイスブックなどは、日本人のほうが、
先見性があったのではないかと思うのですが、
「前例がないから様子見」の姿勢が、乗り遅れになった要因ではないか、
とも思います。

「前例がない」だけでなく、「失敗を許さない」という、
国民性も革新を拒む要因になっているのではないでしょうか。

「成功」の反対は「失敗」ではなく「なにもしないこと」に、
そろそろ気がついてもいいころではないでしょうか。

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