今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。

●心の歴史はその人独自のもの 2

経験というのは、
その瞬間の行動やまわりの環境だけで成立するわけではありません。

過去の心の歴史すべてが、経験のなかに反映されます。
したがって、同じ環境のなかで同じことをしたとしても、
一人一人経験は違ってくるのです。

このことは、脳の神経細胞の配線は一人一人まったく違う、
ということから考えてもわかります。

脳の神経細胞の配線のなかに心の歴史、つまり今までの記憶があるとすれば、
同じ経験などあり得ないことがおわかりいただけるでしょう。

こうしたことから、心の歴史についてどんなに偽っていても、
自分以外の人には確かめようがないということがわかります。

もちろん、客観的に確かめられる過去の事実について嘘をつけば、
ほかの人が確かめることはできます。

しかし、過去のあるときなにを考えていたかとか、なにが嫌いで、
なにが好きだったかということに関しては、確かめようがありません。

言い換えれば、自分自身に対しては、いくらでも嘘がつけるわけです。
何度も嘘をつき続ければ、どんな真実でも曲げることができるでしょう。
偽りの歴史は、そんなふうに作られていきます。

(つづく)


*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希 
http://iyashi.find21.net/psystory/


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