今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。


テーマ:復活なるか家電王国

◆米国家電見本市で、パナソニックは産業分野に、
ソニーはテレビに連携できるスマホを発表し、
日本家電産業の反撃が始まった。

テレビの4倍の解像度の「4K」、
有機ELテレビなどを発表したが、
ハードのこだわりはマニア層だけではないか?

◆音楽、映像の視聴手段はいまやインターネット。
それをリードするのが米ネット企業。

多くの消費者は、様々なコンテンツを、
いつでもどこでも簡単に楽しみたいという、
デジタル世代である。

◆日本企業がふたたび、家電で主導権を握るためには、
従来のデジタル家電に、白物家電。自動車、住宅など、
生活回りを上手につなぎ、快適な新しい生活様式を提示すること。

たとえば「スマートTV」を独自規格で進めるのではなく、
米国のネット技術と共に、世界標準をつくるのが王道。

◆ネット技術で攻めてきた米国勢、
ウォン安を武器とした韓国勢の挟み打ちに会い、
日本家電は失速した。

円高是正で韓国には勝てても、技術革新で米国に勝てない。
テレビや車がネットにつながる今、
日本は自前主義を排して、技術総動員で世界に勝てるモデルを。
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【私見】

技術立国と言われ、自他ともに認める時代がありましたが、
ハードや品質にこだわり、顧客が見えなくなりました。
また独自の技術にこだわり、世界が見えなくなりました。

その部分をもう一度認識をし、意識改革をしていかないと、
新たな戦略を発表しても、同じ轍を踏むのではないかと思います。
また日本人の特徴として、コラボをすることを嫌う傾向もあります。

いずれにせよ、いままでの成功からすでに半世紀だって、
時代が大きく変わっているということを、現実を、
捉えなおす時期に来た、ということではないでしょうか。

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