今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。


テーマ:買い手が変える電力市場

◆東電に続き、関電、九電が値上げ申請する見通し。
買う側の企業にも責任があるかもしれない。
買い手の工夫で電力会社を競争に仕向けることができるはず。

◆埼玉県・川口新郷工業団地は、値上げを受け入れれば、
年6000万円の利益が吹き飛ぶ。

東電とも交渉を続けるが、
都市ガスを使う自家発電設備やメガソーラーの導入を検討。

◆現在の制度では、家庭向けは電力会社を選べない。
企業向けの電力販売は自由化されているが、
シェアは3.5%程度である。

電力市場改革には多様な企業が参入し、
買い手の選択肢が増えることが必要。

◆域外供給はなぜ実現しないのか。
電力会社側にお互いの区域を侵さない
後ろ向きの判断も働いているだろう。

必要なのは買い手の発想転換だ。
電力を1社からまとめて買い、その分、割引を求める。
電力会社に競争を迫ることだ。

電力料金の地域間格差が広がる。
競争のない電力市場を変えるのは買い手である。

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【私見】

いわんとすることは、十分わかるのですが、
これを読めばわかるように、電力会社は制度に守られすぎですよね。

そろそろ経済産業省の天下り先としての機能を、
放棄する時期が来たのではないでしょうか。

まずは法を改正して、家庭用電力も選択できるようにすることと、
新規事業者の参入障壁を下げること。

その実現が、自由競争に拍車をかけると思います。
いまの法制度のままでは、電力会社の売り手市場に変わりはありません。

脱原発も大事なことですが、法改正を優先したほうが、
よりよい電力供給のインフラが整うと思います。

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