今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。


テーマ:日中はEU60年に学べ

◆EUがノーベル平和賞を受賞になる。
その60年の歩みが、欧州の平和や和解、
民主主義や人権の促進に貢献したのが理由。

ユーロ危機が世界経済を揺るがし、
負の側面ばかりがクローズアップされてきたが、
再評価のきっかけになる。

◆一方、東アジアに目を向けると尖閣諸島をめぐり、
世界第二、第三の経済大国、日中の緊張がある。

また東京でのIMFの世界総会に、
中国は財務相を送らなかったという愚行。

日中の冷却が長引けば、日中経済の共倒れだけではすまないし、
世界経済危機Ⅲに波及しかねない。

◆仏独の和解と資源の共同管理が原点となり、
冷戦終結を受けてEUの創設になった。

いま日中に求められるのは、
東アジアの平和と繁栄に貢献する大構想である。

◆尖閣諸島周辺での日中の資源共同開発も、
危機打開の突破口になりえる可能性もある。

そして国家主義を超えて和解し、
世界経済危機Ⅲを防ぐ共同責任がある。

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【私見】

いま世界経済は、「部分最適」、ましてや「自分最適」を求めても、
決してうまくいかない世の中になっています。

ネット社会の発達にともなって、世界がリンクしているので、
一部の地域だけが良い状態というのは、不可能になっています。

そういう時代を踏まえて、またそういう時代だからこそ、
東アジアの同志という共同戦線で、欧米圏と対抗するのではなく、
世界をけん引するという、大きな構想が必要なのでしょうね。


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