今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
●ストレスがもたらす弊害 3
さらに視床下部は、ストレス発生時に、いくつかのホルモンを分泌します。
そのなかの一つ、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)は、
すぐ下にある脳下垂体に作用し、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌を促します。
さらに、ACTHは、副腎皮質に作用し、副腎皮質ホルモンの分泌を促します。
これらのホルモンは、ほかのホルモンとも協調しながら、
ストレスを緩和する働きを持っています。
しかし、副腎皮質ホルモンには有害な作用もあります。
たとえば、消化を悪くしたり、生殖ホルモンや生長ホルモンの分泌を阻害したりします。
免疫機能や脳にも障害を与えてしまいます。
免疫機能に対する障害では、副腎皮質ホルモンがリンパ球や白血球に作用して、
死滅させてしまうということが、まず挙げられます。
また、リンパ球を作り出す臓器で、
免疫機能の中心的役割を果たしている胸腺にも直接作用して、萎縮させてしまいます。
(つづく)
*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希
http://iyashi.find21.net/psystory/
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