今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
テーマ:「セブン」色薄めるデニーズ
◆デニーズは1つの看板に「セブン&アイ」と「デニーズ」の、
双方のブランドを表記したタイプがある。
時間の節約が売りのコンビニと、
落ち着いた雰囲気の売りのレストランでは、提供する価値が違う。
大久保社長の案で、デニーズ色を強める看板に切り替える。
◆大久保社長は、イトーヨーカ堂に10年、
ユニクロでは経営効率化を行い、良品計画の立て直し、
成城石井の業績改善など、流通業界で力を発揮してきた。
デニーズでは、低価格戦略ではなく、食材の見直し、
こだわりのあるシニア層を固定客する。
また、挨拶の徹底などを行い、
就任1年半で既存店の売り上げはプラスに転じた。
◆個人消費は東日本震災後から低迷で、外食産業は代表格。
値下げやキャンペーンだけでは、需要の先食いで持続力がない。
そんな低迷の居酒屋業界で、「塚田農場」は1人平均単価4000円と、
低価格チェーンと一線を画し、2ケタ成長を続ける。
その秘訣は、直営農場から直接仕入れ、鮮度の高さと低コストがウリ。
従業員に10%分のサービス裁量を与え、隠れメニューなどもある。
同社のリピーター率は6割。目標は7割。
◆新製品を矢継ぎ早に出す、店舗を急拡大するという、
実力を超えた行動は成長の壁にぶち当たる。
看板となる商品やサービスにこだわり、
固定客をつかむブランド戦略が重要だ。
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【私見】
業績不振になると、ついつい奇をてらった、
苦肉の策やカンフル剤を用いがちになります。
苦しいときほど、原点を見つめ直し、
一歩一歩、基本に忠実にやっていくしかないのですね。
そんな「初心、わするべからず」的なことを、
痛感させられたお話でした。
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