今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
テーマ:グループシンクのわな
◆グループシンクとは?
一人で考えれば当然気が付くのに、
集団だと見落として、大きな過ちを犯すこと。
40年前、米の社会心理学者ジャニスが提唱。
この罠に陥ると、自分の属する集団、組織は正しいと確信し、
過度に楽観的になり、リスクや代替手段の検討不足が生じる。
それは危険なものはより危険に、
保守的なものはより保守的になるというバイアスがかかる。
これが続くと経営目標を達成する確率が低下する。
◆この負の共同幻想はどう打ち破るのか?
最終的には経営トップの素質にかかっている。
批判的な評価者としての立場を取り、
意思決定の場で、自分の好みや希望を主張しないこと。
また過去の経営上の失敗事例を冷静に分析し、
その情報の共有化ができる環境づくりをすること。
◆いま日本勢が、半導体、液晶パネルの分野で、
韓国、台湾のメーカーのやられてしまっている。
そこには自らの技術を過信した、
グループシンクが働いていなかった検証することが必要だ。
また経営トップ自らが危機意識を認識できる
企業風土作りを先頭に立ってやることも必要だ。
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【私見】
これは企業だけでなく、最近の政局を見ていると、
あいかわらず派閥争いに明け暮れる政治の世界も、
グループシンクの罠に陥っているようにみえます。
とある経営者は座禅をしたり、山にこもって、
ひとりで思考をめぐらす時間をとるといいます。
ある種の「集団催眠」にかからないためには、
そういう孤独な時間を大切にする必要があるようですね。
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