今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。
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人は毎日、一生懸命思考しているように見えながら、
「あっちの店より、こっちの店の方が安いのでは?」とか、
「こっちの方がポイントがたくさんつくな」という、
自己利益の効率的増加について、膨大な時間を使っていたりします。
それに比べて、内田先生の本を読む効用という点では、
人がよりよい社会を創るには、どうしたらいいかという、
人類共生論的理路を深く洞察するようになります。
と、わたしは思います。
では自己利益増大と人類共生論の思索にどれほどの違いがあるかというと、
実生活においてはたいして差異などはないでしょう。
しかし人類共生論の思考の方が、
他者との共生する能力の向上につながるような気分には、
確実になれます。と、わたしは思います。
そんな「他者との共生能力」について、
「草食男子」の話とからめながら語る話もありますが、
本書の基本は、「呪詛」と「贈与」がテーマの本です。
わたしがそのテーマの中で共感したのは、
「自分らしさ」ということを考えるときに、現代の人が抱えている問題の中に、
以下のような思考回路が根底に働いているということです。
「私はこんなところのいる人間ではない」
「私に対する評価はこんな低いものであってよいはずがない」
「私の横にいるべきパートナーはこんなレベルのものであるはずがない」
このような違和感、乖離感、不充足感を感じてしまっているということを、
気づかされたということではないでしょうか。
よく実体やヴィジョンを持たない人ほど、
他者に対する批判をすることで、社会に承認要求する事例があります。
それは相手を論破すれば勝ちという「ディベート」と同じですが、
最終的に勝ったとして、その人が世の中を良くすることなどないのです。
では、どうすればいいのか。
「壊す」から「創る」へ。
「批判」から「提言」へ。
「排除」から「受容」へ。
「傷つける」から「癒す」へ。
それが「呪詛」することから、人への「贈与」になるという、
そこまでの理路を内田流で、是非、味わっていただきたいのです。
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