今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。
テーマ:「選択と集中」のウソ
■1950年代に米二大家電メーカーだった、
ゼニス、RCAは、1980年代に「選択と集中」を続けた。
当時、安く大量に作ることが得意な日本に、
生産委託し、自分たちは「次世代技術」に集中した。
しかし日本が技術力を身につけ稼ぎ、
米二大メーカーは衰退した。
■これは現在の日本メーカーを、韓国、台湾メーカーと、
置き換えると同じ現象が起こっている。
実は日本メーカーは「選択と集中」の名のもとに、
「撤退」を繰り返しているのではないか?
■「撤退」とは、固定費削減で一時的な増益になるが、
事業規模が縮小し、成長が止まる。
持続的成長のためには「投資の決断」が必要である。
■そもそも、「選択と集中」を唱えたのはピーター・ドラッカー。
そしてそれを実践したのがGEのジャック・ウェルチ。
GEは、徹底した赤字事業売却をし、それに見合う投資も、
同時に進め、みごとに復活した。
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【私見】
経営・経済というステレオタイプの視点でみれば、
「成長」とは、右肩あがりの数字でしょう。
精神論・感情論でいえば、
どうしていつも右肩あがりでなくてはならないのか?
ということも一理あると思います。
わたしは、要はどのようにそのバランスをとっていくのか、
経営者一人一人の判断が、必要なのではないかと思います。
その上で「選択と集中」路線なのか「撤退」路線なのか、
あるいはミックスさせるのか、ではないでしょうか。
「選択と集中」の大義名分の元の「撤退」は疲弊するだけです。
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走川昌明
日ごろ、みなさまには格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
さて、こちらはブログですので、簡単な自己紹介を。
1965年7月15日広島県尾道市生まれ。
中学生から親元を離れ、私立学校の寄宿舎で生活を始めました。
その後、立教大学社会学部に入学するも音楽活動にのめり込み、4年生で中退。
ライブハウスを中心に音楽活動を展開し、あの「イカ天」にも出演。
そして某レコード会社で、某アイドル歌手の作曲、プロモーション活動をサポートするも、生活が成り立たず挫折。
1992年より、株式会社 中央製作所に入社。
2000年より現在に至るまで、代表取締役社長を務めています。
その間自己資本比率を、20.6%から85.6%に改善。4億円の負債を返済し、無借金経営に。そして、手形発行ゼロを達成しました。
現在は、いままでの経験を活かして、教育訓練で「サンカレッジまつもと」の事務局長として、みなさんのお役に立てるように、精進しています。
ご覧になったかた、これもなにかのご縁です。
よろしくお願いいたします。
ご意見、ご質問、ご感想などは、
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までお待ちしております。
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