今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
●大脳辺縁系の記憶の増加と恐怖症の原因 2
思春期以後でも、たとえば肉親の死、いじめ、恋人との離別、事業の失敗、犯罪など、
危機的状況に遭遇することがあります。
こうしたときに、誰かに何度も話を聞いてもらったりして、
しっかりと言語化しておくと、大脳辺縁系の記憶は増えません。
もちろん思春期以後の場合でも、幼児期の不幸な体験がその根源にあって、
そのせいで、危機的状況がよりひどいものになるということもあります。
そんな場合には、大脳辺縁系の記憶が増えやすくなってしまいます。
大脳辺縁系の記憶は、増えれば増えるほど、
日常生活のなかで五感を通して入ってくる情報と一致する可能性が高くなります。
そうして結局は、正体不明の怒りや恐怖、不安に襲われる危険性が高くなってしまうのです。
(つづく)
*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希
http://yukitachi.cool.ne.jp/psystory/
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