今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。


●脳科学から見た抑圧と葛藤の仕組み 1

私たちのように、大脳新皮質の発達により、
高度な情報処理能力を獲得した人間の場合、
大脳辺縁系の情動発生処理は、
ときに非常にやっかいな状態を引き起こします。

前にお話ししたように、危機的状況のときには、
前頭前野(=意識)は活性を極度に落とされるため、
ほぼ無意識状態になります。
したがって、記憶も定かではありません。

それを無理に思い出そうとすると、
大脳辺縁系にある断片的な記憶を使わなくてはならないため、
その記憶と結びついた情動も同時によみがえってしまうのです。

そうなると、前頭前野(=意識)は、
ふたたびつらく苦しい体験をしなくてはならなくなります。


(つづく)


*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希 
http://yukitachi.cool.ne.jp/psystory/


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

☆『まぐまぐ!』で無料メールマガジンの発行をしています。

●マガジンID 0000280994
【マガジン名】 走川通信(はしりかわつうしん)
【個別ページ】 http://www.mag2.com/m/0000280994.html

是非、ご登録してみてください!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

☆講演依頼、受け付けています。
☆お問い合わせ、ご意見、ご質問、ご感想などを、お待ちしております。

基金訓練、社労士、医療・介護事務、ホームヘルパー、簿記、
資格取得、キャリアアップ、職業訓練のことなら、

「サンカレッジまつもと」
http://www.sun-college.jp

ページトップに戻る