今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
●大脳辺縁系の情動発生処理と大脳新皮質の知覚処理 6
そのなかで、アドレナリンは恐怖、ノルアドレナリンは怒り、
セロトニンは不安を引き起こすと考えられています。
この三種類の神経ホルモンの大量分泌は、
前頭前野の一番の機能である首尾一貫した思考の流れを混乱させ、
強い情動で支配しようとします。
こうした方法で、大脳辺縁系以下の下位の脳は、生命を守ろうとするわけです。
大脳辺縁系の情動発生処理と比べて、大脳新皮質での知覚処理は、
きめ細かに正確に行われます。
したがって、かなりの時間が必要です。
この処理速度の差は、処理の段階数の差としても理解できます。
情動発生は、ほんの2、3ステップの処理で終わりますが、
大脳新皮質の知覚処理は、非常に多くのステップを要します。
(つづく)
*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希
http://yukitachi.cool.ne.jp/psystory/
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